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ゾロアスター寺院にある1500年以上燃え続ける「聖なる炎」イラン・ヤズド

THE PAGE 9月17日(土)14時0分配信

 ヤズド市内にあるゾロアスター寺院を訪れた。正面入り口から足を踏み入れると、ガラスの仕切り越しに燃える炎が目に入ってくる。1500年以上も燃え続けているといわれる「聖なる火」だ。もともとは古都のシラーズの寺院にあったものだが、イスラム軍からの攻撃を逃れるためにヤズド郊外の洞窟で守られ、700年以上の時を経てから、1934年に建てられたこの寺院に移されたという。

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 イスラム教の拡大によって、ゾロアスター教徒はその発祥の地であるイラン国内でもごく少数になった。正確な数は不明だが、現在ゾロアスター教徒は世界でおよそ13万から19万人。その半数近くはインドに住むが、彼らは、アラブの侵攻から逃げてインドに移住したゾロアスター教徒の子孫にあたる。

 ヤズドの寺院は異教徒でも入れるため、年中を通して多くの観光客が訪れる。炎の前にたたずみ、じっとそれを見つめる女性たちの姿があった。一体何を思っているのだろうか? 1500年という気の遠くなるような長い年月、ゆらゆらと揺らめき続ける炎には、ゾロアスター教徒でなくとも神秘的なものを感じずにはいられない。

(2014年6月撮影)

最終更新:9月17日(土)14時0分

THE PAGE

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