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【INDYCAR 第14戦】ウィル・パワーが今季4勝目…琢磨は開始早々にクラッシュ

レスポンス 8月23日(火)17時1分配信

インディカー・シリーズ第14戦の決勝レースが現地22日、米ペンシルベニア州の「ポコノ・レースウェイ」で行なわれ、ウィル・パワーが今季4勝目を飾った。予選3位だった佐藤琢磨はレース開始早々のクラッシュという残念な結果に終わっている。

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特徴的な三角オーバルのポコノ戦は、雨で決勝が一日順延。そして迎えた月曜決勝は、日本人ファンにとっは極めて残念なかたちで幕を開けることとなる。ローリング中の隊列が揃わずスタートは翌周やり直しとなるが、そのスタートが切られた周のターン3で3番手の佐藤琢磨(#14 AJ.Foyt Racing/ホンダ)が単独クラッシュしてしまったのだ。

琢磨の身体に大きな負傷等はなかったようで、そこは不幸中の幸い。しかしながら、今季初表彰台、さらには今季初優勝さえ期待された戦いは早々の戦線離脱(順位的には最下位22位扱い)という無念の結果に。

佐藤琢磨のコメント
「大きなアクシデントでした。インディカーとポコノ・レースウェイのセーフティクルーによる迅速な救出作業に感謝します。少しアザはできるでしょうけど、身体は全く問題ありません」

「土曜日のプラクティスとはコンディションが大きく違っていました。プラクティスでの走りから、我々のチームはダウンフォースを増やす必要性を感じていました。強く吹いている風についての対応も考えました」

「ターン3でリヤが突然流れてスピンしたのは、フロントウイングのセッティングが間違っていたからでした。フロントのダウンフォースを増やそうとガーニーフラップを装着しましたが、それにより、計算以上にフロントのダウンフォースが大きくなっていたのです。予選3位だっただけに、悔しいアクシデントです。最後までトップを激しく競い合うレースをしたかった。残念です」

コンディション変化への空力面のアジャストが結果的にうまく機能しなかった、ということだが、今回の予選での好結果をシーズン終盤へ向けての弾みとし、切りかえていってほしいところだ。

200周の決勝レースは予選で上位を占めたホンダ勢を中心に展開されていくが、そのなかで予選8位だったシボレーユーザーのウィル・パワー(#12 Team Penske)がジワジワと先頭集団へ浮上。レース後半にはパワーがイニシアチブを取る展開となり、残り25周ほどでのフルコースコーション明け以降のファイナルバトルをトップに立って迎えると、ポール発進だったミハイル・アレシン(#7 Schmidt Peterson Motorsports/ホンダ)を振り切って今季4勝目を飾った。

ウィル・パワーのコメント
「最初はドライブするのが難しいマシン状態だったけど、我々はレース後半で向けて(ピットインの度に)アジャストをし続けた。そしてマシンは素晴らしい感触になったよ。集団の中でもうまく走れるようになったし、本当に(レース後半は)速かった。ここで勝てて本当に嬉しい。シリーズ中でも最もタフな部類のオーバル、それも大好きな500マイル戦で勝てたからね」

2年ぶりのシリーズタイトル獲得に向け、僚友であるシモン・パジェノー(#22 Team Penske/シボレー)を追うパワーにとっては、その意味でも大きな勝利。パジェノーは今回残り40周ほどでクラッシュ、18位という順位に終わっており、ポイント差を58から20(497対477)へと一気に詰めることに成功したのだ(インディカーは通常、優勝50点)。シリーズは実質残り3戦、パジェノーVSパワーの同門対決がいよいよヒートアップしそうな様相となってきた。

初優勝を目指し、レース中盤までトップパトルの中心を演じていたアレシンは一歩届かずの2位。そして3位には予選最下位からライアン・ハンターレイ(#28 Andretti Autosport)が入り、ホンダ勢が2-3フィニッシュ。4~6位はシボレー勢で、ジョセフ・ニューガーデン(#21 Ed Carpenter Racing)、セバスチャン・ブルデー(#11 KVSH Racing)、スコット・ディクソン(#9 Chip Ganassi Racing)の順だった。

次はテキサス・モータースピードウェイが舞台となるが、これは中断され延期となっていた第9戦の「続行レース」。今回の第14戦からは月曜~土曜という決勝「中4日」の強行軍で、現地27日、第9戦は約2カ月半ぶりのレース決着を見ることになる。

《レスポンス 遠藤俊幸》

最終更新:8月23日(火)17時1分

レスポンス

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。