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笑顔メダル級!完全ママ目線で人気の家族写真撮影会

デイリースポーツ 8月23日(火)14時0分配信

 穏やかな木漏れ日と、あたたかな緑、そして真ん中では、わが子のとびっきりの笑顔がはじける。親のひいき目で大げさかもしれないが、その表情は、リオ五輪のメダリストたちの感動ショットにも負けていないくらいの写真だ。公園など屋外で写真撮影するロケーションフォト。ウエディングはもちろん、ファミリーの写真撮影でも流行中のスタイルだが、中でも関西を中心に破格かつ大胆な撮影会を開いて話題を集めているのが、神戸に拠点を置く「ルカフォト」だ。確かな撮影技術と、子供が熱などを出せばキャンセル料金は必要なしというママ目線のサービスで、評判は口コミやSNSなどでジワジワと拡散。今では東京でも撮影会を開く人気ぶりだ。

 1組の撮影時間は約10分。「え?もう終わり?」。そんな不安も、終了後にカメラで画像を確認させてもらうとすぐに消える。子どもの気を引くように動くアシスタントとの見事な連携で、何パターンもの構図とポーズでシャッターは切られている。引き出された表情は実に豊か。「子どもちゃんが飽きないのは、せいぜい10分。そこまでに勝負です」と笑うのは「ルカフォト」代表の宮川理恵さん。よりすぐり20カット分のデータで価格は7000円。写真館などのスタジオ撮影と違って衣装やメイクがないとはいえ、それがかえって自然な雰囲気の写真をつくりだし、格安の料金にもつながっている。

 自身も2児の母である宮川さん。ルカフォトを立ち上げたきっかけも、実はたまたま公園でママ友の子供の写真を撮ったことだったという。「これなら、いけるんじゃない」。大阪の写真館の娘として育ち、結婚を機に働いていた結婚式場の写真スタジオは退職していたが、写真を見た友人の声に背中を押されて2012年にルカフォトを発足。「1枚500円。スタッフはママ友で、広告も出せずにホームページだけの活動でした」と振り返る。地道な展開ながら、公園の木の緑を生かしたやわらかな背景と、子供の何とも言えない一瞬の表情を切り取った写真は、口コミで着実に評判を呼んでいく。事前に許可を得た神戸市立王子公園や大阪城公園などでファミリー撮影会を重ねるうちに人気は拡大。今春には東京・代々木公園などでも撮影会を行い、10月に再び開催を予定しているという。

 「やっぱり私も母親なので、子供の表情を一番大切にしています」と宮川さんは言う。今では月に10日ほど撮影会を行っているが、桜がはえる春と、紅葉が見ごろの秋は予約がすぐに埋まってしまうほど。また、手ブレのない可愛い表情の写真を自分でも撮れるようにと、母親向けの写真教室なども開催している。

 主役は、愛するわが子。「お客様から『素敵な写真をありがとう』とメールをいただくのが嬉しいんです。この形を続けていきたい」と宮川さん。格別の表情で収まった子供の写真は、いつまでも家族の宝物だ。(デイリースポーツ・石川真之)

最終更新:8月23日(火)14時23分

デイリースポーツ