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まだやっていない!?たまった夏休みの宿題をどう終わらせる?

ベネッセ 教育情報サイト 8月23日(火)12時0分配信

宿題がなかなか進まないまま、夏休みも終わりが見えてきた……。宿題の山を前にして焦っている子どもは、どう挽回するとよいのでしょうか。教育評論家の親野智可等先生に聞きました。

まずは保護者が協力してスケジュールを管理する

夏休みの最初から計画的に宿題を進められなかった子どもは、自分でスケジュールを管理する力がまだ育っていないと考えられます。そこで保護者のかたがフォローして、残りの日数で宿題を終わらせる計画を立てましょう。

まず全ての宿題を机に出して全体量を把握してください。自由研究などの形のない宿題は、「自由研究」と書いた札を作ります。そしてひとつずつ、どれくらい時間がかかるのかを話し合い、「この問題集は一日○ページずつ進める」「自由研究はこの土日にやる」などと、具体的にスケジュールを決めていきます。このように、いつ、何を、どれくらいやるかという工程を明確にするだけで、子どもの気持ちはグンと楽になるはずです。さらに、毎日、保護者のかたが進捗状況をチェックして励ましてあげてください。


≪問題集≫保護者が問題を読んでスピードアップ
本来はコツコツと取り組むべき問題集ですが、残り日数が少なくなってしまったらしかたがありません。効率的に取り組んでいっきに終わらせましょう。

効率化する方法としては、保護者のかたが声に出して問題を読んであげるのがおすすめです。音声から入るとわかりやすくなりますし、テンポよく読むとだれる暇がなく、スピードアップにもなります。他には横で見てあげて、わからない問題にはヒントを出してあげるのもよいでしょう。


≪自由研究≫市販の工作キットも一工夫で自由研究らしく
市販の工作キットを作るのが手っ取り早く、1、2日もあれば十分です。それだけでもよいのですが、梱包を解く段階から完成まで、作業工程を写真に撮って工程ごとに説明したり、難しかった点や工夫した点などを書いたりすると、より自由研究らしくなるでしょう。


≪読書感想文≫作品について雑談して感想を膨らませてあげよう
子どもにとって難題である読書感想文は、できるだけハードルを下げるために本人が好きなことに関する作品を読みましょう。例えば、サッカー少年ならサッカー選手の伝記、昆虫が好きなら昆虫がテーマの子ども向けの科学書などを選ぶと楽しく読み進められます。

読み終えたら雑談のように作品について話してください。「楽しかった?」「何が楽しかった?」「なんでそう思った?」などと質問して感想を膨らませます。子どもが話したことをメモしてあげると、それをまとめるだけで感想文になります。作者や主人公に手紙を書くという形式にしても書きやすいでしょう。


≪作文≫保護者との筆談が立派な作文になる
作文が苦手な子どもは、どれだけ時間をかけても何を書けばよいかが頭に浮かびません。そこで保護者のかたが質問を投げかける形で筆談をしてみましょう。「夏休みに出かけて楽しかったのはどこですか?」「水族館が楽しかったです。」「どうしてそこが楽しかったの?」「クラゲがゆらゆら浮かんでいるのがおもしろかったからです。」「クラゲのことをもう少しくわしく教えて。」「大きいクラゲと小さいクラゲがいて、きれいなライトを浴びながら浮かんでいたのできれいでした」というように、順番に書いて筆談していきます。これがそのまま日記・作文になります。

自由作文でテーマが決まらないという場合は、空想を働かせて書く「嘘作文」もおすすめです。「ついに私は芸能人としてデビューしました」「朝、起きたら私は亀になっていました」といった荒唐無稽な設定で、小説家になった気分で書き進めていきます。設定がなかなか決まらない場合は、保護者のかたが最初の一文を提案してあげてもよいでしょう。

ベネッセ 教育情報サイト

最終更新:8月23日(火)12時0分

ベネッセ 教育情報サイト