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佐賀城下の「入り口」判明 佐賀市巨勢町の長崎街道、構口橋の遺構発見

佐賀新聞 8月23日(火)10時52分配信

 佐賀県佐賀市は22日、巨勢町構口で長崎街道の佐賀城下への「入り口」となる構口橋の石垣跡が見つかったことを明らかにした。江戸時代の古地図には載っていたが、具体的な場所は特定できていなかった。市文化振興課は「佐賀城下での長崎街道の起点を示す重要な発見」としている。

 昨年度から進めていた構口公園(約270平方メートル)の整備事業で、今年6、7月に文化財試掘調査を実施し、発見した。

 遺構は現在の構口橋の南方約30メートルにあり、東西に架かる橋の西側で土台とみられる石垣が見つかった。江戸時代に構築され、石垣は4、5段で高さは約1メートル。鍋島報效会が所蔵する1785年の地図には橋の延長線上に「番所」も記されており、今回の発見で番所の特定も可能になった。

 発掘調査費として480万円を補正予算案に計上した。本年度の公園整備事業総額は2700万円。10~12月の調査で石垣の構造や全体像を明確にする。今回の発見を受け、長崎街道の佐賀城下の起点となる遺構を生かし、どう公園整備するか検討する。

 市文化振興課は「これまであると言われていた構口橋の位置が、公園整備によって偶然見つかった。佐賀城下における長崎街道の入り口であり、場所が特定できた意義は大きい」と話す。

最終更新:8月23日(火)10時52分

佐賀新聞