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大森靖子、「『かわいい』の価値観を私の音楽で広げていきたい」シングル三カ月連続リリースを決行/<視線の先>インタビュー

トレンドニュース(GYAO) 8/23(火) 8:00配信

今年3月にメジャー第二弾フルアルバム『TOKYO BLACK HOLE』をリリースしたばかりの大森靖子が、早くもニューシングル『ピンクメトセラ/勹″ッと<るSUMMER』を8月24日にリリースする。これは、シングルを三カ月連続リリースするプロジェクト【ワンダーロマンス三連福】の第一弾。

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WEBアニメ『逃猫ジュレ』の主題歌「ピンクメトセラ」は、Maison book girlなどを手がけるサクライケンタがプロデュースを務めており、アニメの世界観と現実世界が交錯するアッパーなガールズポップに仕上がっている。
また、ゆるめるモ!の“あの”をゲストヴォーカルに迎えた「勹″ッと<るSUMMER」は、彼女のコケティッシュな魅力が全開で話題を呼ぶこと必至だ。さらに、80年代に大ヒットしたSugarの名曲「ウエディング・ベル」のカバーを収録するなど、非常に密度の濃い1枚となっている。そこで今回は大森に、それぞれの楽曲について詳しく解説してもらった。

■ サクライさんの変拍子と私の変拍子っぽい譜割を、ミックスしたらどうなるんだろう?って。

ーー『TOKYO BLACK HOLE』が3月にリリースされたばかりで、早くもシングル、しかも三カ月連続リリースとなります。この経緯は?

大森:アルバムを出してライブをやって、結構聞くのが「あ、もう活動再開してるんだ」っていう声だったんです。まだ産休を取っていると思っている人が意外に多くて(2015年10月に出産)。業界の人からも「やってるって言ってくれてたら、フェスにも誘ったのに」って言われたりして(笑)。なのでとにかく、「やってるぞ」感を出したいと思ったのがキッカケですね。あとは、今回の連続リリースのタイトルが【ワンダーロマンス三連福】っていって、競馬の「3連複」にかけているように「当たればラッキー」と。

ーー(笑)。1曲目「ピンクメトセラ」は、サクライケンタさんがプロデュースを務めています。これまでにも大森さんの楽曲を手がけていますが、もともとはどんなキッカケでタッグを組むようになったのですか?

大森:私がメジャー前に恵比寿LIQUIDROOMでライブをやったときに、サクライさんが、大阪から私のライブ見に来てくれたのがキッカケです。

ーー大森さんはサクライさんのことを知っていました?

大森:はい。「いずこねこ」のトラックとか大好きでよく聞いていたんですけど、友人のコショージメグミちゃん(元BiS)が、サクライさんのプロデュースするMaison book girlのメンバーになったことで、サクライさんともよく会うようになって。「自分がサクライさんの音で歌ったらどうなるんだろう?」とか、「サクライさんの特徴である変拍子と私の変拍子っぽい譜割を、ミックスしたらどうなるんだろう?」とか思うようになったんです。
それに、根本的な価値観やセンスが同じだったりするので、影響し合ったら面白くなるんじゃないかなと。あと、彼の歌詞が面白いんですよ。「許さない 許さない 許さない」って歌詞(Maison book girl「snow irony」)、なかなか書けないと思いません?(笑)てか、あの人が書いているのかと思うと「怖い!」ってなりますよね。

ーー確かに(笑)。

大森:よく、サクライさんの曲は「無機質っぽい」って言われるけど、あれだけ歌詞がエグイとサウンドは無機質にせざるを得ないんじゃないかなって思ったりして(笑)。

ーーそれにしても、めちゃくちゃ情報量が多い曲ですよね。

大森:今回は私もサクライさんも作り込み過ぎて、何が正解なのか最後の方はよく分からなくなりました(笑)。歌詞は、『逃猫ジュレ』の世界観をちりばめながら自分に落とし込んでいます。作品自体、ちょっと哲学的で難しい話なんですけど、それをかなりわかりやすく噛(か)み砕いて、自分なりの表現に落とし込んでいます。

ーー例えば?

大森:iPhoneの中には、下書き保存したいろんなメモやら詩の断片やらがたくさんあるんですね。送信しようと思ってやめといたツイートとか、人の「ツイ消し」をキャプチャー保存したものとか(笑)。そういうのがまとまって、一つの人格となって襲ってくるっていう話が面白いんじゃないかと。でも、ネットってその一方で、すごく愛情に満ちたものが隣り合わせになっていて、それがタイムラインに一気に流れてきたりするじゃないですか。そういう世界観って面白いなと思って歌詞にしました。

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最終更新:8/23(火) 8:00

トレンドニュース(GYAO)