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暴風雨、猛威ふるう 通勤・通学客を直撃 台風9号千葉県上陸

千葉日報オンライン 8月23日(火)11時26分配信

 週明け22日の首都圏を直撃した台風9号は、猛烈な暴風雨で千葉県内に大きな被害をもたらした。銚子市で60代女性が風にあおられ転倒し、足の骨を折る大けがを負ったほか、屋根や窓の破損など各地で建物の被害も多発した。また、県内の鉄道各線は午前中から運休や遅れが相次ぎ、昼から夕方にかけては都心とを結ぶ主要路線の多くがストップ。帰宅を急ぐ通勤・通学客を直撃した。

 県危機管理課によると、午後3時現在、強風で転倒するなどしたけが人は県内4市で男女4人。うち3人が軽傷で、南房総市の女性(91)は割れた窓ガラスで額を切るなどした。また、同市や御宿町など7市町では住宅など26軒の屋根がはがれたり、窓ガラスが割れるなどした。

 大雨と強風の影響で、各交通網は乱れた。JRは外房、内房、京葉、成田、総武本線の各路線が運転を見合わせたほか、総武、武蔵野線や各私鉄も遅れや運休が続出。影響は夜まで及んだ。東京湾アクアラインや圏央道は最大3時間10分にわたり通行止めとなり、富津市の金谷と神奈川県横須賀市の久里浜を結ぶ東京湾フェリーは終日運航を見合わせた。

 成田空港では、午後6時現在で国際線94便、国内線44便の138便が欠航するなどダイヤが大幅に乱れ、空港内は足止めされた多くの旅客で混雑した。強風で管制塔が揺れ業務が困難となり、管制官らが避難したため2本の滑走路が一時閉鎖され、計22便が関西など他空港へ代替着陸した。

 県内118カ所に開設された避難所には、55世帯82人が避難。午後4時現在で県内37市町村の8万3400軒が停電したほか、白子町役場でNTT回線が不通になるなどライフラインのトラブルも発生した。また、同日、市原市の出光興産千葉製油所で予定されていた9都県市合同の防災訓練は中止となった。

最終更新:8月23日(火)11時26分

千葉日報オンライン