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佐賀空港、滑走路延長2500メートルへ 知事が意向

佐賀新聞 8/23(火) 15:21配信

 佐賀県の山口祥義知事は22日、佐賀空港の滑走路延長に関して「民間空港としての将来の発展のためには必要と判断した」と述べ、現在の2000メートルから2500メートルに延長する方針を固めたことを明らかにした。空港整備の手続きに必要で、計画段階から住民の意見を反映させるパブリックインボルブメント(PI)実施に向けた調査費を9月定例県議会に提案する考えだ。

 同日、県庁で開かれた県政策調整会議で説明した。県は昨年度から滑走路延長の必要性や効果を探る調査を進めており、山口知事は「現在就航している格安航空会社(LCC)から強い要請がある」「2000メートルの滑走路の空港に就航できないとする社内基準を持つ航空会社がある」との調査結果を例示。その上で「2000メートルの滑走路が増便や新規路線誘致の大きなハンディキャップになっていることが分かった」として延長が必要との判断結果を示した。

 その判断を踏まえて、9月補正予算案にPI実施に向けた事前調査に関する事業費約100万円を要求した。PIは、事業の構想・計画段階で住民を巻き込んで意見を聞きながら計画を検討する手続きで、国交省が空港整備の指針に盛り込んでいる。PIへの準備に進むことで、滑走路延長は検討段階から構想・計画段階へ踏み出すことになる。

 昨年9月に県がまとめた今後10年間の佐賀空港のロードマップ(行程表)では「滑走路延長には、おおむね10年以上の期間と約100億円の事業費(平行誘導路がない場合)が見込まれる」としている。

 滑走路延長を巡っては、昨年6月に山口知事が検討を始める意向を表明、ロードマップでも滑走路延長を視野に東南アジアや南アジア路線の開設に言及している。

最終更新:8/23(火) 15:21

佐賀新聞