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台風9号:神奈川県内では9人死傷 相模原で女性が流され死亡

カナロコ by 神奈川新聞 8月23日(火)7時33分配信

 関東を直撃した台風9号の影響で22日は県内も大荒れとなり、冠水した相模原市緑区の国道で流された女性1人が死亡し、強風により川崎、小田原市内などで40~80代の計8人が重軽傷を負った。土砂災害警戒情報や竜巻注意情報も相次いで出され、14市町村が計約30万3千世帯、70万9千人に避難勧告を発令。避難準備情報も15市町から発表された。

 各自治体の集計によると、けがを負ったのは、川崎市4人、小田原市2人、横浜、三浦市各1人の男女計8人。風にあおられて転倒したり、強風の影響でドアにぶつかったりして、頭や足などを負傷した。川崎市川崎区で転倒した男性(46)は鎖骨骨折の疑いがあるという。

 県のまとめでは、強風の影響や倒木で屋根がはがれるなどした住宅やアパートは、横浜市が3棟、葉山町で2棟。住宅の床上・床下浸水は、横浜、川崎、相模原、藤沢、茅ケ崎、大和市と、愛川、寒川町で計11棟に上った。崖崩れは横浜市内で3件発生している。

 交通機関も乱れ、JR東海道線や相模線、箱根登山鉄道などが一時運転を見合わせたほか、京急や東急は本数を減らして運行。有料道路も、圏央道や東京湾アクアライン、西湘バイパスなどが通行止めとなった。

 夏休み明けの学校にも影響し、県教育委員会によると、県立高校6校と川崎市立小学校2校が休校となった。藤沢、秦野市内では停電も発生した。

 横浜地方気象台によると、降り始めからの総雨量は箱根町で290・5ミリに達し、横浜市中区は104ミリだった。最大瞬間風速は三浦市で26・2メートルを記録した。

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 22日午前11時5分ごろ、台風9号の大雨で冠水した相模原市緑区下九沢の国道129号で、「女性が流されそうになってガードレールにつかまっている」と、通行中の男性トラック運転手から110番通報があった。駆け付けた救急隊が同市中央区に住む介護職員の女性(58)を救助したが、搬送先の病院で死亡した。

 相模原北署や市などによると、当時、約100メートル離れた国道のマンホールから大量の雨水が路上にあふれ、現場は30センチほど冠水していた。

 女性は国道脇の歩道を自転車で走行中に転倒、下り坂を約60メートル流されたとみられる。

最終更新:8月23日(火)7時33分

カナロコ by 神奈川新聞

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