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介護甲子園2次予選へ 相模原の「みさき津久井」

カナロコ by 神奈川新聞 8月23日(火)16時8分配信

 全国の介護事業所が、介護への思いや取り組み事例を発表する「介護甲子園」の2次予選に、「グループホームみさき津久井」(相模原市緑区太井)が進出した。全国約5千の事業所が参加した1次予選の書類審査で県内で唯一、上位30事業所に選ばれた。施設管理者の野田眞由美さん(29)は「常識に縛られず、利用者を第一に考えた支援を続け、日本一を目指したい」と意気込んでいる。 

 介護甲子園は、介護から日本を元気にしようと、一般社団法人日本介護協会(東京都新宿区)が2011年から開催。書類審査で選ばれた30事業所がインターネット投票による2次予選に臨み、5事業所が今年12月に大阪市で開かれる決勝大会に参加する。

 みさき津久井は、介護サービス事業者の美咲(本社・大阪市)が14年2月に開設した認知症高齢者のグループホームで、現在は18人が暮らす。毎日2回の散歩や、園芸療法などを実施している。

 今回の介護甲子園のテーマは「挑戦」。「まさに私たちにぴったりのテーマと思った」と野田さんは話す。「施設に入ると諦めることが多くなる。入所者の方々がやりたいことをやらせてあげたい」というのが施設のモットーだからだ。

 今年6月には高尾山登山のイベントを企画。医師と相談して参加した74~87歳の男女5人が、家族やスタッフとともに登頂した。複数の入所者に登山経験があったことから「『認知症の人に登山は無理』という常識にとらわれたくない」と実現にこぎ着けた。

 このほか、認知症カップル同士の“結婚式”など、施設独自の取り組みが評価され、1次予選を突破することができたという。現在、決勝大会に進めるよう、ネット投票(28日まで)を呼び掛けている。

最終更新:8月23日(火)16時8分

カナロコ by 神奈川新聞