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穴水の伝承「なあげそうけ」紙芝居に 27日、商店街で上演

北國新聞社 8/23(火) 2:55配信

 輪島市門前町の紙芝居作家宮下真由美さん(45)と穴水町商工会女性部は、穴水町の伝承「なあげそうけ」を題材にした紙芝居を制作した。27日に穴水町大町、川島の中心商店街で開催するイベント「カフェ・ローエル」(北國新聞社後援)で披露し、子どもたちに地元に伝わる民話に親しんでもらう。

 「なあげそうけ」は鎌倉時代、能登国大屋荘(おおやのしょう)の地頭を務めた武将長谷部信連が、農民が使っていた菜っ葉を洗う竹ざる「菜上げそうけ」を「名上げ長家」になぞらえて金に色付けし、自軍の馬印にした物語。褒美に農民には広大な土地が与えられたと伝わる。これらの言い伝えを12枚の紙芝居で紹介した。

 紙芝居の制作は「なあげそうけ」のストラップ作りなどで地域活性化に取り組む町商工会女性部が宮下さんに依頼した。宮下さんは自らすいた仁行和紙にクレヨンなどを使って物語を描き、登場人物のデザイン案には部員の意見が取り入れられた。

 宮下さんは「奇想天外な物語を楽しみ、夢や希望を感じてもらえればうれしい」、竹端(たけはな)典子部長(69)は「地元でもなあげそうけを知る人は少ない。紙芝居を通じて伝承に興味を持ってほしい」と話した。

 カフェ・ローエル当日、午後2時半に商店街通りの「菜上げそうけ」伝承地、午後5時半に商店街駐車場で宮下さんが紙芝居を上演する。クラフトテープで作ったそうけを取り付ける風鈴作りも行われる。女性部員は今後、学校や保育園での上演も計画している。

北國新聞社

最終更新:8/23(火) 2:55

北國新聞社