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債券上昇、予想上回る20年入札結果好感-フラットしやすい環境との声

Bloomberg 8月23日(火)7時49分配信

債券相場は上昇。米国債相場が反発した流れを引き継いで始まり、この日実施の20年債入札結果が予想を上回ったことを受けて超長期ゾーン中心に買いが優勢となり、相場全体が押し上げられた。

23日の長期国債先物市場で中心限月9月物は、前日比8銭高の151円39銭で取引を開始した。午後に入ると水準を切り上げ、結局は25銭高の151円56銭と、この日の高値で引けた。

メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジストは、20年債入札について、「テールが流れず、倍率は高く、堅調な結果。価格調整が進ちょくしたことが奏功したとみられ、0.30%を背に需要が集まったのだろう」と分析。「環境的にも超長期ゾーンは月内残り2回の日銀オペが残されているほか、9月には国債の償還もある。9月の日銀決定会合が気になるところだが、需給的にはフラットニングしやすい状況にある」と話した。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の343回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.08%で始まり、マイナス0.10%まで低下し、その後はマイナス0.09%に戻した。新発20年物の157回債利回りは一時3.5bp低い0.255%と1週間ぶりの低水準。新発30年物の51回債利回りは3.5bp低い0.315%、新発40年物の9回債利回りは4.5bp低い0.365%と、ともに今月初め以来の水準まで下げた。

財務省が午後発表した表面利率0.2%の20年利付国債(157回債)の入札結果によると、最低落札価格は98円35銭と予想を15銭上回った。小さければ好調なテール(平均と最低落札価格の差)3銭と前回の17銭から縮小。投資家需要を反映する応札倍率は3.87倍と2014年9月以来の高水準となった。平均落札利回りは0.286%、最高落札利回りは0.288%と、足元の利回り上昇を反映してともに5月以来の高水準となった。

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最終更新:8月23日(火)15時32分

Bloomberg