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日本株は3日ぶり反落、円高警戒や商品市況安-輸出に売り、売買低調

Bloomberg 8月23日(火)7時56分配信

23日の東京株式相場は3日ぶりに反落した。為替市場で円が強含み、業績悪化を警戒し自動車など輸出関連が売られた。原油など商品市況の下落で鉱業や非鉄金属など資源関連、業績の先行き不透明感から鉄鋼株も安い。

TOPIXの終値は前日比6.12ポイント(0.5%)安の1297.56、日経平均株価は100円83銭(0.6%)安の1万6497円36銭。

セゾン投信運用部の瀬下哲雄ポートフォリオマネジャーは「材料難の中、イエレンFRB議長の発言への思惑で動く為替市場に日本株は振らされている」と指摘。1ドル=100円台の水準は「企業業績への影響が大きく、輸出企業にとって向かい風。海外の株式市場があまり動いていない中、日本株に積極的に投資する状況でもない」と述べた。

きょうの為替相場は午前に一時1ドル=100円04銭と2日ぶり円高・ドル安水準を付け、午後も高止まり。昨日の日本株市場の終値時点100円87銭に比べ、終始円高方向だった。みずほ証券投資情報部の三野博且シニアストラテジストは「ドルの上値の重さが意識されている。市場では9月の利上げ再開は難しいだろうという見方が根強く、ドルを買い進めない」と話す。

22日のニューヨーク原油先物は前営業日比3%安の1バレル=47.05ドルと大幅反落。アジア時間23日の時間外取引でも軟調に推移した。22日のロンドン金属取引所(LME)の銅やニッケルなど商品相場も下落した。

きょうの日本株は米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長の講演を26日に控えて積極的な買いが手控えられる中、為替や市況安による悪影響が不安視され、輸出や資源関連を中心に売りが先行。午後には日本銀行の黒田東彦総裁がFinTechフォーラムであいさつしたものの、買い材料視はされず、株価指数はじりじりと安くなった。

一方、為替による影響度が相対的に小さい電力や食料品など内需のディフェンシブ関連業種は堅調で、株価指数の下値を支えた。岩井コスモ証券投資調査部の堀内敏一課長は「円高で景気敏感株に利益確定売りが出る一方、相場の底堅さから直近下げが大きかったディフェンシブ関連には買い戻しが入っている」と話していた。

東証1部の売買高は15億8254万株。売買代金は1兆8182億円と、2日連続で2兆円割れ。売買が低調だけに、先物主導で振らされやすい場面もあった。上昇銘柄数は657、下落は1196。

Nao Sano

最終更新:8月23日(火)15時30分

Bloomberg

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