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メルケル独首相:英離脱でもEUの繁栄可能-結果を出すことが必要

Bloomberg 8月23日(火)13時18分配信

ドイツのメルケル首相は22日、欧州の今後の道筋を探るためフランス、イタリア両国と首脳会談を持った。同首相は会談後の共同記者会見で、欧州連合(EU)は英国が離脱しても繁栄できることを示す必要があると指摘した。

メルケル首相は会談が行われた伊海軍の空母上でフランスのオランド大統領とレンツィ伊首相と並んで立ち、「われわれは英国の決定を尊重するが、当然ながら残る27カ国が豊かで安全な欧州の実現に向けて取り組んでいることを明確にしたい」と言明。「われわれは結果を必要としている」とも語り、欧州の危機克服に向けた決意を示した。

会談は、戦後に前身組織が設立されたEUには21世紀の課題への対応力が欠けているとの懸念が強まる中で開かれた。EUは6月の英国民投票の前から、経済混乱や移民問題、反EUのポピュリズム(大衆迎合主義)、テロ急増に見舞われている。

欧州と英国の今後の関係がどうなるのか不透明な現在、大陸欧州の首脳は英国を除く全加盟国が来月参加するEU首脳会議に向け、英離脱後のEUのビジョンを策定しようと動いている。スロバキアの首都ブラチスラバで9月16日に開かれる首脳会議を前に、メルケル首相は今月24-27日に他の13カ国の首脳と会談する。

原題:Merkel Says Brexit Is U.K.’s Loss While Pledging Results for EU(抜粋)

Patrick Donahue, Lorenzo Totaro

最終更新:8月23日(火)13時18分

Bloomberg