ここから本文です

沖縄から台湾への輸出好調 健康食品に関心

琉球新報 8月24日(水)5時0分配信

 【台北市で知念征尚】沖縄から台湾へのゴーヤー茶やウコン茶、フコイダンのサプリメントなど健康食品の輸出が好調だ。沖縄物産を取り扱う台北市内の店舗では「外食文化が強い台湾で、健康に気を使う人が増えている」と背景を語る。台湾では長寿沖縄のイメージが広がり、食品が健康に貢献しているという認識が定着してきているという。県物産公社(島袋芳敬社長)の4~8月の台湾への輸出額は既に前年度1年間の2倍に達するなど、出荷に弾みがついている。


 台北駅向かいにある大手百貨店・新光三越の地下1階。台湾の輸入品卸売会社「達正食品」が展開する店「沖縄pure」の棚には、ゴーヤー茶や泡盛などの県産品がズラリと並ぶ。

 店員の劉燕〓さんは「沖縄の健康食品は満遍なく売れている。ゴーヤー茶だとカフェインが含まれていないので健康にいいとして人気がある」と紹介した。沖縄pureは台北と台湾南部の高雄に計5店舗を展開し、県産品販売の窓口になっている。劉さんは「台湾は共働きが多い影響で外食文化が強い。油っぽいものが多いため、健康食品に注目が集まっている」と話した。

 「沖縄pure」など台湾への輸出を手掛けている県物産公社は、2000年頃から県産品の輸出を手掛けている中で、沖縄の健康イメージが定着したのは「この2年ほど」だと指摘する。

 県物産公社の台湾向け輸出はここ数年、3千万円前後で推移しているが、健康食品のシェアが勢いを増している。15年度の健康食品の輸出額は前年比21%増の520万円を占めた。さらに今年4~8月の輸出額は前年同期と比べて5・8倍と急増している。

 県物産公社海外ビジネス課の石原夢野さんは「黒糖は台湾でも作られるが、県産黒糖はミネラルが豊富で健康に良く『沖縄黒糖』として差別化が進んでいる。塩や泡盛でも健康イメージが広まり需要が堅調だ」と話し、県産食品全体への波及効果に期待を込めた。

※注:〓は竹かんむりに「均」

琉球新報社

最終更新:8月24日(水)10時22分

琉球新報