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北ミサイル 実戦配備に大きく前進か=500キロ飛行

聯合ニュース 8月24日(水)9時18分配信

【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は24日、北朝鮮が同日午前5時半ごろ、東部の咸鏡南道・新浦付近の海上から潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)1発を発射したと明らかにした。東海を500キロ飛行し、日本の防空識別圏を80キロほど入った海上に落下したもようだ。これまでの発射実験で最も長い飛行距離で、合同参謀本部は「以前の数回の発射実験に比べ進展したとみられる。現在、韓米が詳しく分析中だ」と述べた。

 青瓦台(韓国大統領府)は国家安全保障会議(NSC)常任委員会を緊急招集し、対策を協議した。

 北朝鮮のSLBMの発射実験は7月9日以来。韓米両軍は22日から朝鮮半島で定例の合同指揮所演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)を始めており、北朝鮮がこれに反発し挑発を仕掛けたのではないかという観測が出ている。北朝鮮は合同演習の初日に「核の先制攻撃」などに言及しながら威嚇していた。

 合同参謀本部は「韓米合同演習を口実に朝鮮半島の軍事的な緊張を高めようという武力誇示の一環とみられる」とした。

 北朝鮮のSLBM発射は今年3回目で、500キロの飛行は飛行技術を事実上確保したといえそうだ。韓国軍はSLBMが300キロ以上飛行すれば成功と判断している。

 今年最初となった4月23日の発射実験では、水深約10メートルにあった潜水艦から発射した。水中から飛び出し約30キロ飛んだ後、空中で爆発した。

 2回目の7月9日の発射実験では、点火には成功したものの、高度約10キロの空中で爆発したと推定されている。飛行距離は数キロにとどまった。

 韓国軍は、北朝鮮が水中での射出から点火までの技術をある程度確保したものの、飛行技術はまだ完成段階に達していないとみていた。SLBMを実戦配備するには誘導装置を付けて発射し目標に命中させる実験を経なければならず、韓国軍当局は2~3年かかると予想していた。

 しかし、今回の発射実験が成功と評価されることで、1~2年以内の実戦配備も可能になると懸念される。

合同参謀本部は「今日の北朝鮮のSLBM発射実験は朝鮮半島の安全保障に対する深刻な挑戦で、国連安全保障理事会決議に対する重大な違反行為であることを厳重に警告する」と述べた。韓米は合同防衛態勢を取って北朝鮮のあらゆる挑発に断固かつ強力に対応するとした。

最終更新:8月24日(水)9時41分

聯合ニュース