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<大手商社>資源安の中、各社明暗 4~6月期

まんたんウェブ 8/24(水) 18:58配信

 2016年3月期の連結決算で2403億円の最終利益を出し、初の首位となった伊藤忠商事。一方、最終赤字からの巻き返しを狙う三菱商事、三井物産。丸紅、住友商事を加えた5大商社の中で、幸先良いスタートを切ったのは、どの商社だったのか。【経済界】

 ◇巻き返し狙う三菱商事、三井物産

 国際会計基準を導入する商社業界で、2016年4~6月期(1Q)連結決算が発表された。5大商社の中で、予想をもっとも良い意味で裏切ったのが三菱商事。16年3月期の決算では最終赤字に転落し、16年振りに業界首位を明け渡したが、期が変わり、さっそく想定以上の数字を出している。

 三菱商事の1Q純利益は1008億円。通期計画の2500億円に向けて、進捗状況でも既に40%を超えるなど幸先のいいスタートとなった。傘下の伊藤ハムと米久の経営統合による株式売却益やシェールガス事業の再編といった320億円の一過性の利益はあるものの、ノルウェーやチリで行っているサケ・マス養殖事業の市況回復や、豪州石炭事業の生産コスト改善などによる増益で、今も続く資源価格の低迷といったマイナス要因を吹き飛ばす原動力となった。

 中でも、豪州の石炭事業は5四半期ぶりに黒字へ転換。原料炭市況も堅調であることから、通期計画の上方修正も十分あり得そうだ。今年4月に垣内威彦社長に代わり非資源分野へのさらなる強化もすすむ。何より社長自身が買収を主導したサケ・マス養殖事業のセルマックがけん引していることが商事復活を印象付けている。

 一方、同じく前年度に最終赤字に転落した三井物産も三菱商事ほどではないものの、証券各社が予想していた想定以上の滑り出しを見せた。例えば、JPモルガン証券は、連結の純利益を310億円と予想していたが、実際は、611億円とほぼ2倍。内容も、これまで三井物産の利益は、資源がほとんどを稼ぐ一本足打法と言われてきたが、今年5月に行われた事業計画の説明会においても、ボラティリティーの高いこれまでの収益モデルから安定収益が見込める事業へ転換していくとしていた。

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最終更新:8/24(水) 18:58

まんたんウェブ

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