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【フィリピン】大統領の国連脱退発言、政府が否定

NNA 8月24日(水)8時30分配信

 フィリピンのヤサイ外相とアベリヤ大統領報道官は22日、それぞれ記者会見し、国連脱退を否定した。ドゥテルテ大統領が前日、国連からの脱退を示唆する発言をしたものの、「本心ではない」などと釈明した。地元各紙が伝えた。
 ヤサイ外相は、大統領の会見が未明に開かれ、記者から矢継ぎ早の質問が行われたと説明。「このような状況での大統領の対応だと理解してほしい。彼も普通の人間だ」と釈明した。その上で、「フィリピンは原加盟国の一つとして国連に関与していく」と述べ、国連脱退を否定した。一方で、「政権を批判する前に、手続きに従って国内調査の申請をするべきだった」と国連特別報告者に苦言を呈した。
 アベリヤ大統領報道官は「大統領はフィリピンが主権国家で、内政干渉されるべきではないと言いたかっただけ」と述べ、「国連は脱退しない」と明言した。
 国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の特別報道官が18日、フィリピンでの警官による麻薬犯罪容疑者の殺害急増について「超法規的な処刑から国民を守るため必要な措置を取ることを求める」との声明を発表。これを受け、ドゥテルテ大統領は21日、「国連は愚かで、無駄だ。フィリピンのために何もしてくれていない」などと非難し、国連脱退を示唆した。

最終更新:8月24日(水)8時30分

NNA