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【英国】英観光業、EU離脱でも堅調 ポンド安で外国人訪問者が増加へ

NNA 8月24日(水)9時0分配信

 世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)は22日、英旅行・観光業の今年の成長率が3.6%となり、世界全体の業界の伸びを上回るとの見通しを示した。欧州連合(EU)離脱決定にもかかわらず、2016~2017年にかけては堅調な伸びが期待されている。
 WTTCによると、英国では国内の旅行・観光支出が伸び悩み、国外に出かける観光客も3%減る見通し。一方、EU離脱決定後の通貨ポンド安を受け、海外から英国を訪れる観光客が増加し、これを補うという。
 ただ、英国が実際にEUを離脱した後の2018~2020年にはポンド安効果も薄れ、経済全般の伸び悩みが旅行・観光業に影響を及ぼすと予想。2020年の同業界の直接雇用は188万人と、年初時点の見通しを7万5,000人下回るとみている。
 世界の旅行・観光業の今年の成長率は3.1%となる見通し。うち欧州は外国人観光客の支出が減るものの、2.2%のプラスを確保するとみる。ただ、フランスは国内経済の不振やテロ事件の連発を背景に1.1%にとどまる。トルコはテロ攻撃やクーデター未遂、シリア内戦の影響で3.2%落ち込む見込み。WTTCは今回の予想について、ブレグジットの経済的影響の拡大や中国の景気減速などが下振れリスクになるとしている。

最終更新:8月24日(水)9時0分

NNA