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【リオ五輪の舞台裏】海外メディアに声かけまくられたが…ケンブリッジの英語力は?

東スポWeb 8月24日(水)10時0分配信

【リオ五輪マル秘座談会・後編】リオデジャネイロ五輪で選手たちが苦労したのは、トラックや試合会場内だけではありません。本紙五輪取材班による座談会の後編は、舞台裏でのあんな話やこんな話で盛り上がりました。日本中を熱狂させた陸上男子400メートルリレーで銀メダルを獲得したあのスプリンターが思わず困惑した事態とは――。オフレコなしの本音トークをお届けします。

 記者A:後半戦もレスリング、バドミントンと日本選手団の話題は豊富だったけど、現地はやっぱり男子サッカーのブラジル金メダルが一番盛り上がったな。

 記者B:陸上競技場のボランティアも、仕事そっちのけでテレビにかじりついて大騒ぎしていましたよ。

 カメラマンC:会場のマラカナンはもっと大変だった。もう行われている競技も少ないから、仕事抜きで観戦に来るメディアの多いこと。ビール片手にカメラエリアに入ってくるのをスタッフが追い出すんだけど、すぐにまた別のヤツが入ってくる。

 記者D:なんでメディアの入場制限をしなかったんでしょう?

 A:見に行きたいブラジルの記者が怒るからじゃないか(笑い)。確かに開会式や閉会式、競泳の各決勝、男子バスケットの米国代表ドリームチームの試合なんかは入場制限があったよな。

 カメラマンE:体操は女子の決勝に制限があって、男子はずっと制限なし。日本での注目度とは逆なんで意外でした。

 カメラマンF:日本メディアの数は女子レスリングの伊調馨(32=ALSOK)と吉田沙保里(33)のときが多かったですね。

 B:同じレスリングでも、そのあとはメディアが激減。吉田の試合の翌日に銀メダルを獲得した男子フリー57キロ級樋口黎(20=日体大)の取材に来たテレビカメラは2~3台で、さすがにかわいそうでした。

 A:最後の最後に大仕事をやってのけた、陸上の男子400メートルリレーの印象も強烈だよな。

 B:2位でゴールに飛び込んだケンブリッジ飛鳥(23=ドーム)には海外メディアが次々に声をかけていました。名前とルックスで英語ができると思われたみたいですけど、ジャマイカにいたのは2歳まで。バリバリの日本育ちで英語力も微妙なようで、困った顔をしていました。

 D:お笑いコンビ・デニスの植野行雄(35)みたいなもんですね。日本とブラジルのハーフで、ルックスからサッカーがうまいと思われがちだけど、実はまったくできないっていう…。

 C:ケンブリッジは本紙・東京編集局の目の前にある深川三中の卒業生ですからね。“ご近所さん”ってことで、今後も応援していきましょう。

 F:そういえば、飯塚翔太(25=ミズノ)の3万円の電動歯ブラシはどうなりました?

 A:五輪に向けて購入したのに、7月の欧州遠征でロストバゲージに遭ってなくしちゃったやつな。米国での直前合宿の出発3日前にスーツケースごと戻ってきたって。リレーの当日も「ばっちり磨いてきました」って白い歯をのぞかせていたよ。

 B:さすがだなって思わせたのは1走の山県亮太(24=セイコーHD)ですね。一夜明け会見で食べたいものを聞かれた際に「我慢していたマクドナルド」と答えたんですが、続けて「体に…」と言ったところで言葉をのみ込んでいました。五輪のスポンサーであることに気付いたんでしょうね。一瞬の判断力はスプリンターならではです。

 C:それは関係ないでしょ。

 A:ところで今大会は選手村にしかマクドナルドがなかったよな?

 C:メーンパークに店舗はありましたけど、商品は飲み物とデザートだけ。ハンバーガーのないマックは初めて見ましたよ。

 F:メディアセンターにはなぜか、地元のハンバーガー店が入っていましたね。

 D:あのハンバーガーは選手に好評だったらしいですね。一夜明け会見の後のテレビ局回りで差し入れると、メダリストが大喜びしてたって、アテンド役を務めたJOC(日本オリンピック委員会)のスタッフが言ってました。

 B:なかなかおいしかったよな。選手は減量や食事制限から解放されたばかりで余計だろうね。

 A:食事といえば、金メダルが決まった直後にバドミントン、タカマツペアの高橋礼華(26=日本ユニシス)のお母さんから「帰ったら好物の冷しゃぶ、ほうれんそうとシーチキンの和え物を作ってあげたい」という話を聞いたときがつらかったなあ。自分で質問しておいて「俺が食いたいよ」って思っちゃった。

 C:ブラジルの食事はみんな合わなかったし、期間中はゆっくり食べる時間もありませんでしたからね。我々も早く日本に帰って、何かおいしいものでも食べに行きましょう。

最終更新:8月24日(水)10時23分

東スポWeb

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。