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バットだけじゃない!ヤクルト・山田の“あっぱれ”

東スポWeb 8月24日(水)10時0分配信

【赤坂英一「赤ペン!!」】プロ野球のスター選手なら、グラウンドを離れていても一挙手一投足が注目されるぐらいでなければならない。その意味で、先日、登録抹消中に女性タレントとの交際を週刊誌にすっぱ抜かれたヤクルト・山田は“あっぱれ”だと思う。24歳で独身、浮名を流すのも大いに結構だろう。

 その山田、取材の受け答えも並の選手と違い、極めて独特である。私が巨人・高橋監督にどんなイメージを抱いているかと質問すると、「そうっすねえ……」とあの愛嬌のある顔つきでしばらく考えたのち、こんなコメントをよこしたのだ。

「高橋監督は、顔がいいですね! いかにも優しそうで、いいヒトそうな顔じゃないですか。選手が悩みを打ち明けると、じっくりと相談に乗ってくれそうな感じ。いや、高橋監督とゆっくり話をしたことがあるわけじゃないんで、実際はわかんないですけどね。あくまでぼくのイメージです」

 こういうとき、大抵の選手は「大変実績のある方」だとか「一流の雰囲気を感じる」とか、とりあえず当たり障りのない言葉で取り繕おうとするものだが、いきなり「顔がいい」である。しかもウケ狙いではなく、大真面目なのが山田らしい。

 そうかと思えば、自分の本塁打を評する言葉も一風変わっている。例えば、3日、神宮での広島戦、山田は同点の7回、ヘーゲンズの初球をたたいて勝ち越し2ランを放った。打撃不振だったのになぜ初球から打ちにいったのかと聞かれて、山田はこう答えている。

「ぼくも初球からいくのは怖かったんですけど、杉村さん(打撃コーチ)に言われたことをフッと思い出したんです。不振のときこそ積極的にいけっていう。それが、ネクストにいたとき、突然頭に浮かんで、よし、積極的にいこうと吹っ切れたのがよかったと思う」

 山田は神宮の試合前、早出練習で杉村コーチとティー打撃に取り組んでいる。そこでかけられた言葉だが、いつ言われたのかと聞くと、「2年前です。最近じゃなくて。たぶんそのときも調子が悪かったんじゃないかな」という。なぜ2年前の言葉が突然思い浮かんだのかは山田本人にも「わからない」そうだ。

 とまあ、打ってカッコよく、しゃべって面白い山田。2年連続トリプルスリーを達成するためにも、一日も早く復帰してもらいたいものである。

最終更新:8月24日(水)10時25分

東スポWeb

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