ここから本文です

小集落跡から銅鏡 坂下の境ノ沢古墳群 関東以北で初

福島民報 8/24(水) 10:31配信

 福島県会津坂下町教委は23日、町内塔寺の境ノ沢古墳群から小さな銅鏡が発掘されたと発表した。小集落の古墳からの発見で、銅鏡が古墳時代前期に集落単位で祭事に使われていたことが裏付けられた。同様の事例は西日本に多く見られ、関東より北では初めてだという。
 境ノ沢古墳群は古墳時代前期に造られ、銅鏡の上層部で見つかった土師(はじ)器の形状から4世紀ごろの品と推定される。銅鏡は直径6センチ程度で、19基ある古墳のうち18号古墳の西側で発見した。死者と共に埋葬されたのではなく、外側の溝が埋まった後に掘られた直径約40センチの穴の中に埋められていた。
 これまで町内では中規模古墳の「森北1号墳」の調査で銅鏡が見つかっているが、小規模古墳では初めて。町教委は「祭礼の文化が小さな集落まで浸透していたことが分かる発見だ」としている。
 元日本考古学協会長の大塚初重明治大名誉教授は「かなり早い時期から都の文化が日本海側から会津に入っていたのではないか」と話している。

福島民報社

最終更新:8/24(水) 11:07

福島民報