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新型「セレナ」は室内長が180mm広がる、上側だけ開く「デュアルバックドア」も

MONOist 8月24日(水)12時11分配信

 日産自動車は2016年8月24日、5ナンバーミニバン「セレナ」の新モデルを発表した。1991年の初代モデルから数えて5代目となる新型セレナは、同一車線上自動運転技術「プロパイロット」の標準搭載に加えて、競合となるトヨタ自動車の「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」、ホンダの「ステップワゴン」を上回る室内長と室内幅を確保したことを特徴とする。税込み価格は231万6600~318万7080円。月間販売目標台数は8000台。

【「ハンズフリーオートスライド」や「デュアルバックドア」の利用イメージなどその他の画像】

 新型セレナの外形寸法は全長4690×全幅1695×全高1865mm、ホイールベースは2860mm。従来モデルと比べて全長が5mm伸びたものの他は同じだ。なお、カスタムグレードの「ハイウェイスター」は全幅が1740mmとなり、5ナンバーから外れる。

 外形寸法はほぼ変わらないものの車室と荷室の寸法は拡大した。室内長3240(サードシートスライド装着車の場合。非装着車は3170mm)×室内幅1545×室内高1400mm、荷室長450×荷室幅1255×荷室高1483mmとなっている。従来モデルが室内長3060×室内幅1480×室内高1380mm、荷室長407×荷室幅1220×荷室高1479mmなので、室内長で180mm、室内幅で65mm、荷室長で43?増えており、車室内スペースは大幅に広がった。

 この車室内スペースを利用し、2列目シートと3列目シートの膝周りも「脚を組んでくつろげる」(同社)レベルの広さを確保した。さらに2列目シートのスライド量は690mm、3列目シートもサードシートスライド装着車であれば120mmの前後スライドが可能だ。

●「ステップワゴン」が縦割れなら新型「セレナ」は横割れ?

 ドア関連でもさまざまま新装備を採用した。スライドドアについては、「世界初」(同社)とする「ハンズフリーオートスライド」を採用した。インテリジェントキーを持ったままスライドドアの下側に足先を入れて引くだけで自動で開閉するので、両手がふさがっていても乗車できる。

 荷室側のバックドアは、2通りの開き方をする「デュアルバックドア」とした。バックドア全面を開閉するだけでなく、バックドアの上側だけを開けられるハーフバックドアを採用した。壁際の駐車や縦列駐車などで車両後方スペースが狭い場合でも、ハーフバックドアを使えば荷物を積み込めるという。

 ホンダが2015年4月に発表したステップワゴンは、バックドアが縦方向に割れて横開きすることを特徴としていた。新型セレナは、これとは異なる方向性でのバックドアの利便性を高める取り組みになる。

●パワートレインはほぼ変わらず

 パワートレインは、排気量2.0l(リットル)の直噴ガソリンエンジンと、2012年7月からセレナに採用している「スマートシンプルハイブリッド(S-HYBRID)」の組み合わせから変更はない。JC08モード燃費は、2WDの「Xグレード」と「ハイウェイスター」で17.2km/lとなっており、平成32年度燃費基準で自動車取得税60%減税を確保した。

最終更新:8月24日(水)17時38分

MONOist