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脱北防止に躍起の北朝鮮 国境監視を強化=暗殺組織派遣説も

聯合ニュース 8月24日(水)17時8分配信

【ソウル聯合ニュース】在英北朝鮮大使館のテ・ヨンホ公使の韓国亡命を機に北朝鮮当局が脱北を防ぐため中国との国境地域の監視を強化した。北朝鮮の内部事情に詳しい消息筋が24日、伝えた。

 同消息筋は「北の当局がテ公使の(韓国)亡命後、内部の締め付けを強化している。脱北防止のため中朝国境地域の監視を強化したと承知している」と話した。

 また、別の消息筋は北朝鮮北部、両江道・恵山の中朝国境地域に対する大々的な監視が行われていると伝え、「テ公使の亡命後、国家安全保衛部(秘密警察)の要員が毎日のように住民の居住地域に来て政治教育事業を実施している」と説明した。

 この消息筋は「北の住民はテ公使の韓国亡命については知らないが、どこで聞いたのか『ある外交官が南朝鮮(韓国)に入ったため警備が強化されている』とうわさしている」と話した。

 国家安全保衛部は脱北を防ぐため密輸業者を取り込んでいるとされる。

 この消息筋によると、同部は密輸業者に脱北しようとしている住民を密告するよう求めたという。

 このため、恵山地域だけでも数十人が国家安全保衛部に連行され、密告した密輸業者はその対価として同部の取り計らいによりスムーズに商売を行っているとされる。

 消息筋は「保衛部は協力しない密輸業者に対しては密輸をできなくして、これまでの密輸行為を処罰すると脅している」と話した。

 ◇脱北者、中国入り後も危険

 北朝鮮の住民が無事に脱北して中国にたどり着いても中国公安に逮捕され北朝鮮に送還されるリスクもある。

 北朝鮮向けラジオ「自由北韓放送」の金聖ミン(キム・ソンミン)代表は「北を脱出して韓国に向かっていた北朝鮮脱出住民(脱北者)6人が23日未明に中国・延吉で公安に逮捕された」としながら、延吉の高速道路サービスエリアで6人が乗った車両だけ取り締まりにあったのは不審だと伝えた。

 一方、北朝鮮で対韓国工作を総括する偵察総局がドミノ式に脱北者が増えることを防ぐため約300人の暗殺組織を中国に派遣したとする報道について、韓国情報当局は「確認中」とした。

 また、北朝鮮当局が中国に駐在する北朝鮮外交官に500人民元(7535円)以上、持ち歩くことを禁止したという報道についても、確認中だとした。

最終更新:8月24日(水)19時52分

聯合ニュース