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大森将平、再起2連勝で世界初挑戦見えた 3回KO、会長もGOサイン

デイリースポーツ 8月24日(水)20時28分配信

 「ボクシング・バンタム級10回戦」(24日、島津アリーナ京都)

 元日本バンタム級王者・大森将平(23)=ウォズ=がWBC世界同級5位のエドガー・ヒメネス(24)=メキシコ=を3回2分6秒KOで破り、再起2連勝を果たした。年内の世界初挑戦へ向け、大きく前進した。戦績は大森が17勝(12KO)1敗、ヒメネスが22勝(16KO)12敗2分け。

 世界5位の強豪を寄せ付けなかった。1回から多彩な右ジャブで攻撃し、距離を支配した。2回、強烈な左が相手の顔をとらえると、腰が落ちかけた。

 距離を取り、長いラウンドを想定していたが、「相手が下がってるのが分かった」とチャンスを逃さなかった。3回、ロープに詰め、左で顔、ボディー、顔と3連発。相手の意識を飛ばすと、怒とうのラッシュでトドメ。ヒメネスは腰から崩れ落ち10カウントがコールされた。

 「相手もすごくうまかった。それをKOで倒せて良かった。色んな人に支えてもらって感謝している。自分で言うのも何だけど、練習も頑張りました」とリング上で地元の声援に応えた。

 名門・南京都高(現京都広学館)出身で同校OBのWBCバンタム級王者・山中慎介(帝拳)追う逸材。デビュー以来、先輩をほうふつとさせる豪打の左でKOを量産した。京都のジム初の世界王者へと一直線に駆け上がってきたが、昨年12月、暗転する。

 WBO世界同級指名挑戦者決定戦で現世界王者のマーロン・タパレス(フィリピン)に2回TKOでまさかの惨敗。プロ初黒星を喫し、どん底に落ちた。

 鼻っ柱を折られたことで、周囲の意見を素直に聞けるようになった。ガードを固め、距離を取り、右ジャブの練習と一からやり直し。大森昌治会長は「あの負けがあって徹底的に練習した。強くなった」と完全復活に目を細めた。

 本人も言う。「あんな負けをしたことがなかった。だからこそ、負けるかもというプレッシャーを知った。負ける怖さを知ったことはプラスにしかなっていない」。たくましくなって帰って来た。

 外れていた世界ランカーにもこれで復帰することが決定的。会長は年内の世界戦にGOサインだ。「年内に世界戦をやりたい。タパレスに成長した姿を見せたいし、ここまで成長させてくれた恩返しをしたい」と、王者タパレスへの挑戦を基本線にプランを描く。

 一方、本人は消極的だ。「世界は甘くない。タパレスなら今日の相手は1回でKOしている。世界のトップレベルにはまだ達していない。僕はまだどろどろの修羅場を経験していない。そういうのを経験しないと」と話した。それでも、タパレスへの雪辱への思いは強い。「タパレスが王者になって嬉しい反面、悔しい。タパレスと再戦をやれるくらいになりたい。リベンジしたい」と力を込めた。

最終更新:8月24日(水)22時57分

デイリースポーツ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。