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日活ロマンポルノ、28年ぶり復活で「女性客」ねらう 板尾創路主演・行定勲監督作も

オリコン 8月24日(水)20時53分配信

 『日活ロマンポルノ』製作45周年を記念して実施される『日活ロマンポルノ リブートプロジェクト』完成報告記者会見が24日、東京・千代田区の日本外国特派員協会で行われ、各作品でメガホンを取った5人の監督(塩田明彦、白石和彌、園子温、中田秀夫、行定勲)が出席。ロマンポルノ名義の製作は28年ぶりとなったが、時代の流れに応じて“ターゲット層”の変化も浮き彫りとなった。

 同プロジェクトは、新しい映画表現の場の提供や、クラシック作品群の上映等を通して、45周年をきっかけにした新作と旧作の活性化が目的。新作の製作では、ロマンポルノの“定番ルール”を踏まえながら、現在のフォーマットに置き換えた6つの条件(総尺80分前後、10分に1回の濡れ場、製作費は全作品一律、撮影期間は1週間、完全オリジナル作品・脚本、ロマンポルノ初監督)が設けられた。

 映画の対象について質問を受けると、塩田監督が「今、ロマンポルノを撮ろうと思ったら、ある程度女性観客にもウケる、その市場があるんだっていうのが必要だと思いました」と女性需要を新たに取り込む意図があったとコメント。白石監督、中田監督、行定監督も同様の発言をする中、園監督は「去年は怒ることばっかりだったから、それを作品にぶつけた。だから、自分のために(作ったので)ほかの人は観なくていいです!」と我が道を行く姿勢を貫き、会場の笑いを誘った。

 また、行定監督作品『ジムノペディに乱れる』の出演者が明らかになり、板尾創路が主演を務めることが発表。行定監督は「自分が観たいと思って書いた1本目が、日活側から『女性が観るかどうか…』という理由でNGになりました」と明かし「自由だって言われていたのに、映画監督における信用がない。(公開される)2本目は、女性に向けて作らされました」と自虐を交えてアピールしていた。

 各作品は、11月中旬より東京・新宿武蔵野館ほかで順次公開。ラインナップは、以下の通り。

■『日活ロマンポルノ リブートプロジェクト』作品一覧
・塩田明彦監督作品『風に濡れた女』(出演:永岡佑、間宮夕貴ほか 12月上旬より公開)
・白石和彌監督作品『牝猫たち』(出演:井端珠里、真上さつき、美知枝、白川和子ほか 2017年1月中旬より公開)
・園子温監督作品『ANTIPORNO』(出演:冨手麻妙ほか 2017年1月下旬より公開)
・中田秀夫監督作品『ホワイトリリー』(出演:飛鳥凛、山口香緒里ほか 2017年2月下旬より公開)
・行定勲監督作品『ジムノペディに乱れる』(出演:板尾創路、芦那すみれ、岡村いずみほか 11月中旬より公開)

最終更新:8月24日(水)22時13分

オリコン

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。