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「イクボス」拡大へ重要性を学ぶ 部下の人生応援し業績上げる上司に

福井新聞ONLINE 8月24日(水)8時26分配信

 部下の仕事と家庭の両立を支援し、組織としての業績も上げる上司「イクボス」を福井県内で広めようと福井県は23日、セミナーを福井市の県生活学習館で開いた。パネルディスカッションがあり、県内外の企業の先進的な取り組み事例が示された。県内企業の経営者、管理職ら約100人が参加し、イクボスの重要性や業績向上につながるメリットを学んだ。

 パネリストのNPO法人ファザーリング・ジャパン(本部東京)理事の川島高之氏は、経営者の経験を踏まえて「ワークライフバランスは福利厚生でなく経営戦略として取り組んできた。組織の成果、利益を上げるためには部下の働く時間を増やすのではなく、働きがいや私生活の充実といった満足度を高めることが大事だ」と説いた。

 福井銀行(福井市)ダイバーシティ推進プロジェクトチームリーダーの小川早登子氏は、同行トップの「職員の働きがいを、あえてお客さま以上に考える。働く者が満足しないと、真に満足していただけるサービスは提供できない」とのメッセージに基づく取り組みを紹介した。長岡塗装店(松江市)常務の古志野純子氏は「小さい会社だからこそ、ワークライフバランスに取り組める」と呼び掛けた。

 進行役を務めた厚生労働省の政策評価に関する有識者会議委員の渥美由喜氏は「これからは誰もが子育て、介護など制約を抱えながら働く時代。管理職は部下のライフまで視野に入れ、やる気を引き出し、チーム力を最大化していくのが役割だ」と指摘した。

 24日は若狭町のパレア若狭で開かれる。

福井新聞社

最終更新:8月24日(水)8時26分

福井新聞ONLINE