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JFEと独ティッセン、自動車鋼板の成形技術を相互供与。部材軽量化提案が可能に

鉄鋼新聞 8/24(水) 6:00配信

 JFEスチールは23日、技術提携している独高炉メーカー、ティッセン・クルップ・スチール・ヨーロッパ(tkSE)と自動車鋼板の成形技術に関するクロスライセンス(相互技術供与)契約を結んだと発表した。両社の独自技術を組み合わせることで1枚の鋼板からフランジ(溶接部)のない車部品を製造可能な新成形技術を自動車メーカーに提案できるようになる。新技術は部品重量を1割以上軽くできる。両社とも高張力鋼板(ハイテン)などとともに提案し、車の軽量化ニーズへの対応を強化する。

 18日付で契約を結んだ。契約期間は2021年7月までの5年間。両社は02年から車鋼板で包括的技術提携関係にある。これまではハイテンの製造や共同開発分野が中心だった。今回の相互技術供与は12年夏から協議していた。
 今回の契約ではJFEは10年に開発した閉断面成形技術「CP―F」を供与する。汎用プレス機で成形できるのが特徴だが、寸法精度が課題だった。一方、tkSEは特殊な金型を使うものの、長手方向に曲がった部品を高精度成形できる「T3」を供与。両技術を組み合わせることで高い寸法精度と汎用プレス機による量産を両立できる新成形技術を提案できるようになる。
 新技術はフロントピラーなど車体骨格部品向け。ハイテンにも対応可能で、今後は両社がそれぞれ日系や欧米の自動車メーカーなどにニーズに応じて鋼板と組み合わせて提案する。通常、車の骨格部品はプレス成形した2枚の鋼板のフランジをスポット溶接して製造する。新技術ではフランジを省略した1枚の鋼板を成形し、レーザー溶接などで接合して製造。フランジを省けるため剛性や衝突安全性を持たせた上で部品重量を1割以上軽くできる。
 両社は02年に車鋼板の包括技術提携を締結して以降、ハイテンの製造規格の共通化やJFEによる外板向け高潤滑性めっき鋼板「JAZ」などの製造技術供与、780メガパスカル級熱延ハイテンの共同開発などで実績を重ねてきた。

最終更新:8/24(水) 6:00

鉄鋼新聞

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