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【中学受験】4年生の今、理科を苦手にしないためにやっておきたいこと

ベネッセ 教育情報サイト 8/24(水) 14:00配信

5、6年生になってから理科が苦手になるお子さまも数多くいます。そこで、理科を苦手にしないために、4年生の時点で身に付けておきたい考え方についてお話しします。

中学入試の理科は教科書重視

理科は、「疑問」の学問です。さまざまな「なぜ」を、普遍的な原理を使って解き明かしていく、科学的な思考力が理科の力です。理科の理は、理由の理、原理の理なのです。

中学入試でも、基本的な科学的思考力を問う問題が増えています。理科を苦手にしないためには、4年生の時点で、各単元に出てくる基本的な原理をしっかり理解し、それらを使いこなせるようになることが大切です。

また、中学入試では、学校の教科書とは離れた発展的な内容が出題されると思われがちですが、理科に関しては、教科書が非常に重視されています。なかでも「昆虫や植物の分類」「電気のはたらき」「月の満ち欠け」「実験器具の名称や操作方法」などは、入試でもよく出題されますので、しっかり教科書で基本をおさえておきたいですね。

原理・原則をおさえれば、暗記は少なくてすむ

たとえば、昆虫の定義は「体が頭・胸・腹の3つに分かれている」「脚が6本ある」の二つです。いくつか生き物の絵が示されて「昆虫はどれですか」と問われたら、この原則に基づき、体のつくりを観察して分類すればよいのです。「ダンゴムシは昆虫ではない」「ゴキブリは昆虫」などと、個々の生き物について暗記する必要はありません。
理科は暗記教科だと誤解されがちですが、原理・原則を理解していれば、暗記する事項は少なくてすみます

「電気のはたらき」は、電気の性質を理解させて

「電気」は苦手になりやすい単元です。その理由として、4年生では「抵抗」の概念を習わないことが挙げられます。

たとえば、1個の乾電池に2個の豆電球を直列につなぐと、1個の時に比べて、豆電球は暗くなります。これは、豆電球に抵抗(電流を流れにくくする力)があるためです。豆電球を1本の回路上に2個つなぐと、電流の流れにくさも2倍になるため、豆電球の明るさは2分の1になるわけです。また、乾電池を2個直列つなぎにすると、電圧(電流を流そうとする力)が2倍になるため、豆電球の明るさは乾電池が1個の時の2倍になります。

これらは、中学校で「オームの法則」を習ってからでないと説明が難しいのですが、小4の時点では、豆電球を直列/並列つなぎにした時、乾電池を直列/並列つなぎにした時、それぞれの豆電球の明るさ(電流)をしっかりおさえさせてください。同時に、抵抗や電圧の概念、また、直列回路上に流れる電流はどこでも常に同じである、といった基本的な考え方を、必要に応じて教えてあげるとよいでしょう。

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最終更新:8/24(水) 14:00

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