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蓄電池でも走る新型電車「DENCHA」、10月19日に営業運転開始 JR九州

乗りものニュース 8月24日(水)11時57分配信

筑豊本線で試乗会も開催

 JR九州は2016年8月24日(水)、ディーゼルカーに代わる次世代の車両として開発を進めてきた819系架線式蓄電池電車「DENCHA」の営業運転を、10月19日(水)から行うと発表しました。

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 運行区間は筑豊本線(若松線)の若松~折尾間です。10月19日(水)以降、11月30日(水)までは、火曜日を除く毎日、この区間を4往復します。なお、12月以降の運転日は別途告知されます。

「DENCHA(DUAL ENERGY CHARGE TRAIN)」の愛称が付けられた819系電車は、線路の上に電線が張ってある電化区間では、従来の電車と同じように電線から取った電気の力で走り、あわせて走行中や停車中に電気を蓄電池に充電します。

 線路の上に電線がなく電車が走れない非電化区間では、パンタグラフ(電車や電気機関車の屋根にある電線から電気を取る装置)を下げて、蓄電池の電力で走ります。またブレーキ時に、進もうとするエネルギーを車両のモーターに戻して発電した電気(回生エネルギー)を蓄電池に充電することで、省エネルギー化を実現しています。

「人と地球の未来にやさしい」をコンセプトに、現行の817系電車をベースに造られる819系は、押しボタン式開閉ドア(スマートドア)やドア上の液晶画面(マルチサポートビジョン)が備えられ、また、車内客室照明にはLEDが導入されます。車体は「地球をイメージした青色」(JR九州)を配することで、環境へのやさしさを表現するといいます。

 10月1日(土)にはこの819系の試乗会を筑豊本線(福北ゆたか線)の直方~中間間で開催。参加応募ははがきにて受付中で、応募多数の場合は抽選が行われます。

 今後は、10月19日(水)に1編成2両で営業運転を開始したのち、2017年春には6編成12両が追加投入される予定です。また、この819系をベースとし耐寒耐雪仕様などにカスタマイズしたJR東日本のEV-E801系も、2017年春に秋田県内を走る男鹿線で営業運転を始める計画です。

乗りものニュース編集部

最終更新:8月24日(水)15時25分

乗りものニュース