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【お札トリビア】日本で初めて紙幣の“顔”になった人物とは?

TOKYO FM+ 8月24日(水)12時0分配信

100円で買えるものが“お手軽”というのが現代の感覚。でも、100年前の100円は大金でした。当時は「100円札」。100円はお札で扱われていたのです。30代、40代の人は、岩倉具視の500円札を覚えている人も多いかもしれませんね。今回は、日本の「お札の歴史トリビア」をご紹介します。

時代と共に変化する、お金の価値。
たとえば、お札は現代だと千円からですが、少し前は500円札などもありました。
紙幣は、明治時代になり初めて作られたもの。
お札に載っている人物もさまざまですが、日本で最初にお札に肖像が使われた人を、ご存知ですか?

それは神功皇后(じんぐうこうごう)。
日本書紀や古事記に出てくる伝説上の人物です。
絵などでも残されていない伝説上の人の顔をどうやって載せたのかというとこれが驚き。
なんとお札の印刷工場で働いていた女性がモデルになったそう。
日本のお札に肖像が使われた人物は17人、そのうち女性は2人。
現在5千円札になっている樋口一葉と、この神功皇后です。

なぜ女性が少ないのか。
それは女性の社会進出うんぬんの前に、お札特有の事情があるようです。
紙幣では顔の細かな凹凸を表現するため、多くの画線を用います。
そんな中、女性の肖像を美しく印刷するのは技術的に難しかったのだそう。
また、偽札を防ぐためには顔にシワやヒゲなどが多い男性がふさわしいとのこと。
たしかに、髭をたくわえた偉人が多いですね。

さて、その後いろいろな人物がお札の「顔」として印刷されることになります。
菅原道真、藤原鎌足、日本武尊、板垣退助……。
また、同じ人物が何度もお札に登場することもあります。
たとえば藤原鎌足などは、合計4回もお札の顔に。
では、一番回数が多いのは誰だと思いますか?

そう、聖徳太子です。
なんとその数7回。
聖徳太子は日本の歴史上、一番の有名人なのかもしれませんね。

(TOKYO FMの番組「シンクロのシティ」2016年8月22日放送より)

文/岡本清香

最終更新:8月24日(水)12時0分

TOKYO FM+