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子育て中のレズビアン、既婚のトランスジェンダーも。同性婚求めるそれぞれの理由

BuzzFeed Japan 8/24(水) 19:12配信

「同性婚」を公式に認める動きが、世界で加速している。日本でも、2015年に東京渋谷区の「同性パートナーシップ条例」ができるなど、同性カップルの権利を認めていこうという機運が高まっているが、まだ同性婚は認められていない。そんな中、「私たちには同性婚をする権利がある」として、日本弁護士連合会に人権救済を求めている人たちがいる。【BuzzFeed Japan / 渡辺一樹】

8月23日夜、東京霞が関の弁護士会館に申立人たちが集まった。自分たちの置かれた状況を、日弁連に伝えるためだ。

日弁連が申立人から話を聞くのは2回目。今回は450人を超える申立人の中から、子育て中の同性カップルやトランスジェンダーら、14人が参加した。弁護士会との話が終わった後、そのうち3人が匿名・写真撮影なしの条件で報道陣の取材に応じた。

子育て中のレズビアン・カップル

レズビアンで、女性パートナーと一緒に子育てをしているAさん(43歳)。子供はもうすぐ5歳だ。

パートナーとは連れ添って18年になる。子供が欲しくなり、信頼できる男性から精子提供を受けて、Aさん自身が出産した。生物学上の「父親」とは「認知はしない。養育費もなし。子供とは会わない」という約束を交わした。もし成長した子供が望んだら、その時は会わせようと考えている。

女性2人で子育てをしていると、周囲からよく「お父さんは?」と聞かれるそうだが、子育てに支障はない。子供は「2人とも親」という説明に、納得してくれている。

保育園は問題なかった

保育園では「シングルマザーだけど、同居している女性がいて、そちらも保護者です」と説明した。保育園側も最初は「奇特な、いい同居人の方ですね」といった反応だった。

だが、2人が半々で送り迎えをする様子などを見ているうちに、保育園の人たちもなんとなく感づき始めたそうだ。

ある時、保育園の人が「パートナーさんの体調が悪そうですね」と心配してくれた。そこでAさんが「大事な家族ですから」と話すと、保育園の人も「なるほど、ご夫婦みたいなものですね」と、合点がいったような顔になった。そんな成り行きで、今は自然に受け入れてもらえているという。

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最終更新:8/24(水) 23:55

BuzzFeed Japan