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10カ月前は「誰それ」状態も…!? 独自路線貫く西武のドラフト指名

ベースボールキング 8/24(水) 17:30配信

調子上向きの若獅子軍団

 眠れる獅子が、ついに目覚めたか...?

 パ・リーグ5位に沈む西武が調子を上げてきている。7月は全てのカードで負け越す大失速も、8月9日から11日の日本ハム3連戦でようやく勝ち越し。実に15カードぶりの勝ち越しを記録すると、そこから4カード連続で勝ち越しに成功と、ようやく勢いに乗ってきた。

 その中でも目を引くのが、若手の積極的な起用だ。森友哉の“捕手復活”にはじまり、これまでチャンスを掴みきれなかった山川穂高の積極起用、さらにはルーキー・呉念庭や国場翼の抜擢などなど、新顔の登場で流れが変わりつつある。

“独自路線”を貫くドラフト指名

 中でもルーキーたちの台頭が光る。

 ドラフト1位右腕の多和田真三郎はローテーションの一角に入り、ドラフト3位の野田昇吾は貴重なリリーフ左腕として17試合に登板。5位・南川忠明も4月中に一軍デビューを果たした。

 さらに、ここに来てドラフト7位入団の“隠し玉”・呉念庭がスタメン出場を続けており、同8位の国場翼が8月21日に一軍デビュー。指名10人中5人が1年目のうちにデビューを飾っているのだ。


 西武のドラフトと言えば、独自色が非常に強いことでも知られている。

 新聞や雑誌にも載っていないような選手を上位で指名してくることも珍しくなく、ファンの間では「西武の誰それ枠」などと呼ばれ、毎年秋になると期待(?)される。昨年でいえば、川越誠司(北海学園大)を2位で指名した際に場内がざわついた。

 川越評を探してみても、投手と外野手の“二刀流”というポイントに絞って紹介されているものが多く、評価もA~Cの3段階で「C」程度。それほど大きく取り上げられたこともなく、「2位で消えるとは...」というのが大方の反応であった。

 それでも、渡辺久信SDは「あまり知られていないが、持っているポテンシャルの高さというのは、投げるのも打つのも走るのもずば抜けているところがある。そういうところで2位の評価」と絶賛。

 「何が良いって、抜群の身体能力。ライオンズとしては左投手としての潜在能力(を評価した)。これは面白いと思う」というコメントを残しており、球団としては確実に獲得ができるように2位での指名に踏み切ったというわけだ。

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最終更新:8/24(水) 17:30

ベースボールキング