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鉄道芸術、串本でも制作開始

紀伊民報 8月24日(水)16時45分配信

 JR紀勢線を舞台にした芸術イベント「紀の国トレイナート2016」(実行委員会主催、10月21日~12月24日)に向け、和歌山県串本町内で作家による制作が始まった。町内では5人が5駅で制作し、10月下旬に3日間予定されている臨時アート列車で参加者が駅を巡るなどする。

 トレイナートは3年目となるイベント。今年は新宮駅(新宮市)―御坊駅(御坊市)間で、駅舎やホームに芸術作品を展示するなどする。串本町内では、紀伊田原駅でデザイナーの杵村史朗さん、紀伊姫駅で木版画アーティストの中西静香さん、串本駅でキャンドルアーティストの山崎梓さん、紀伊有田駅で画家の松尾ゆめさん、田並駅で現代美術家の林憲昭さんが制作に取り組む。

 紀伊有田駅では「画家 まつお」のアーティスト名で活動している和歌山市の松尾さん(29)が初参加し、制作を進めている。松尾さんは、子どものころから絵を描くのが好きで、専門学校ではグラフィックデザインを学んだ。

 紀伊有田駅での作品コンセプトは「え?こんなところにこんな駅?」。自然が多く、こぢんまりした所にいきなり美術館のような空間ができたら面白いという思いを込めている。山、海、川がある現地の自然に合わせるように、青と緑を基調に、駅舎の内壁に水性ペンキで描いている。波や雲、花のようなイメージをした部分もある。

 松尾さんは「この作品を見に人が外から来てくれ、地元の人にも華やかになったと思ってもらえるとうれしい。制作風景も自由に見てもらえたら」と話している。

最終更新:8月24日(水)16時45分

紀伊民報