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NY外為:ドルが対円で3日ぶり下落-FRB議長講演控え様子見

Bloomberg 8月24日(水)5時15分配信

23日のニューヨーク外国為替市場ではドルが円に対し3営業日ぶりに下落。今週のイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控え、米金融引き締めの見通しを見極めようとする動きが広がった。

ドルは主要16通貨に対してもみ合う展開。イエレン議長は26日、ワイオミング州ジャクソンホールで開かれる年次シンポジウムで講演する。ドルの動きを示す指数は先週付けた3カ月ぶり低水準付近で推移。年初来では5.1%の下げとなっている。

クレディ・アグリコルCIBの為替ストラテジスト、バシーリ・セレブリアコフ氏(ニューヨーク在勤)はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「市場で現在かかり始めているバイアスは、年内1回の利上げでドルが若干押し上げられる可能性があるというもの」だが、中長期的な見通しがなお比較的落ち着いている場合はリスクセンチメントの支援要因となり、ドルにはマイナスに影響すると指摘。「市場ではイエレン議長がかなりハト派寄りの姿勢を示すとの見方がなお優勢で、サプライズのリスクがあるとすれば、ハト派姿勢が予想より強い場合より、むしろ若干弱い場合だろう」と続けた。

ニューヨーク時間午後5時現在、ドルは対円で前日比0.1%安の1ドル=100円24銭。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%上昇。

先物市場に織り込まれる9月の利上げ確率は26%、年末まででは54%となっている。この算出は、次回の利上げ後に実効フェデラルファンド(FF)金利が連邦公開市場委員会(FOMC) が設定する新たな目標レンジの中間値になるとの仮定に基づく。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)のストラテジスト、マンスール・モヒウディン氏は「イエレン議長はジャクソンホールで、次の利上げ時期についてシグナルを発しないと市場は考えている」と指摘。「この見方が今週ドルの動きを抑える可能性がある」が、フィッシャー副議長を含むFRB当局者が年内引き締めの可能性をあらためて示唆していることから、今後はドルが力強く上昇すると考えられると続けた。

原題:Dollar Halts 2-Day Gain as Sentiment Swings Before Yellen Speech(抜粋)

第5段落以降を追加し、更新します.

Maciej Onoszko, Chikako Mogi

最終更新:8月24日(水)6時33分

Bloomberg