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ブラジル株:ボベスパ指数、反発-歳出抑制への動きに期待広がる

Bloomberg 8月24日(水)7時25分配信

23日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は約2週間ぶりの安値から反発。ブラジル政府が財政赤字削減の取り組みを強化する姿勢を示唆し、同国財政の立て直しを目指した法案を議会は支持するとの楽観的な見方が強まった。

ブラジル銀行を中心に金融株が高い。UBSグループがブラジル経済の成長見通しを上方修正したことを好感した。商品高の中、ブラジル石油公社(ペトロブラス)と鉄鉱石のヴァーレがボベスパ指数の上昇に最も貢献。鉄鋼メーカーのメタルルジカ・ジェルダウとウジミナスも大きく上げた。

ブラジル株は今年、新たな政権による財政を立て直しへの期待から世界トップのパフォーマンスとなっている。歳出に関する法案審議が進む中で、公務員の賃金を引き上げることはできないとの見通しを政府当局者1人が示した、と同国紙エスタド・ジ・サンパウロとグロボが伝えた。

証券会社ギジ・インベスチメントスのアナリスト、パウロ・エンリケ・アマンテア氏は「ブラジル政府がこうした前向きで断固としたメッセージを送ることは市場にとって非常に良いことだ。前日の下げを、トレーダーたちは買い増しのきっかけにしつつある」と語った。

ボベスパ指数は前日比0.4%高の58020.04で終了。指数構成59銘柄中34銘柄が上昇。ブラジル銀行は1.2%高。朝方は軟調に推移していた原油相場が、イランが生産協調に前向きになっているとの観測が広がり上昇に転じる中、ペトロブラスは2.6%上げた。ヴァーレは1.5%、メタルルジカ・ジェルダウは2.1%、ウジミナスは3.3%それぞれ上昇。 資源関連銘柄はボベスパ指数のウエートの23%を占める。

小売りのロジャス・アメリカナスが内需関連銘柄の中で最も上げた。UBSはブラジル経済の成長率見通しを今年はマイナス2.8%と従来予想のマイナス3.5%から上方修正し、来年についてもプラス1.6%と従来予想の倍の成長を見込むとした。

原題:Ibovespa Climbs as Government Moves to Limit Spending Increases(抜粋)

Denyse Godoy

最終更新:8月24日(水)7時25分

Bloomberg