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デジタルカラー画像処理技術を採用した高精度な金型監視装置

MONOist 8月25日(木)7時55分配信

 ウシオライティングは2016年8月8日、プラスチック射出成形機やダイカスト成形機用の金型監視装置「PLUS-E(プラスイー)」について、監視技術を刷新し、デジタルカラー画像処理技術を採用した新モデル「PLUS-E PE-600」を発売した。

 金型監視装置は、プラスチック射出成形やダイカスト成形の工程において、成形品の落下不良、成形不良、ピン折れなどを監視し、異常の際は成形機を停止することで金型破損を未然に防ぐ。近年、プラスチック成形品が精密化・複雑化する中、これまでの画像解像度、モノクロ画像の輝度差による監視では、外光、照明の反射、金型の影、樹脂の残渣などが影響し、誤認識をするケースが生じていた。

 PE-600は監視対象をカラーCMOSカメラで撮像し、得られたカラーの画像データからRGB各色の輝度(0~255)を解析して、基準色データとして取り込む。このデータと、成形プロセスの画像データを比較することで、金型の成形品残留、不良、挿入ミス、ショートショット(金型内への樹脂の充填不足)などを検出する。

 また、200万画素のデジタルカラーカメラを採用することで、従来機の「PE-500」より監視精度が向上。基本性能については、処理速度が従来機と比べて約5分の2短縮し、分解能は2倍以上に向上、画素数は約5.4倍増加した。モニターサイズも従来機の8.5から10.4インチに拡大、より直感的に監視エリアの設定ができる他、全て本体のタッチパネル画面上で操作できるなど、金型の高精度・高速な監視がこれまで以上に容易になった。外形寸法はW298×H210×D49mm(突起部を除く)。重さは1.4kgだ。

 標準で日本語、英語、中国語、韓国語に対応し、他言語にも対応できる拡張性を備えている。また、海外販売に向けてRoHS指令やFCC CLASS-A、KCに適合予定だ。

 価格はオープン。販売目標を発売から1年で約1000台としている。

最終更新:8月25日(木)7時55分

MONOist