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韓国芸能界に巣食う“性接待”システム

東スポWeb 8月25日(木)6時0分配信

 日本の芸能界は“不倫スキャンダル”真っ盛りだが、お隣、韓国芸能界では性接待=売春スキャンダルが大騒動になっている。先日、売春あっせんなどの行為を処罰する法律違反の罪で起訴された、ミスコリア大会出身者(3位)の女優ソン・ヒョナ被告(41)に無罪判決が言い渡された。2013年に略式起訴され、約2年半ぶりに“性上納女優”の汚名をそそいだが、この手のスキャンダルは韓国では珍しくない。専門家は芸能界に巣食う売春接待の独特な構造を指摘した。

 ヒョナは2010年2月から3月にかけ、実業家と性的な関係を持ち、5000万ウオン(約450万円)を受け取ったとして13年末に起訴され、一審と二審で罰金200万ウオン(約18万円)の有罪判決を受けた。同判決が最高裁から差し戻され、差し戻し審で原審が破棄され同被告が無罪を勝ち取った。

 韓国では、女性芸能人の売春問題が同国マスコミをにぎわせているが、国民が受けた衝撃は、日本や欧米のケースほどでもなさそうだ。なぜなら過去に何度もこの手のスキャンダルがあって、正直「またか」といった感も漂っているという。とはいえ、この国では性接待を苦にして女性芸能人が自殺するという悲劇も珍しくない。

「ヤクザと妓生が作った大韓民国」のインタビュー・構成を担当した但馬オサム氏はこう語る。

「韓国では、決して芸能人の地位は高くありません。国策として盛り上げた韓流ブーム、K―POPブームで速成、量産されたガールズグループが、ブーム終了後、まさしく“売れ残りの在庫”と化している状況です。彼女たちの多くは、露出度の高い衣装や、腰を振るなどのきわどいダンスを売り物にするしかありません。いきおい性接待要員です」

 日本では、芸能人のマネジャーは事務所がつけるが、韓国では、ただでさえ安いギャラの芸能人が自分でマネジャーを雇い、給料を払うシステムになっている。

 但馬氏は「デビューしたばかりの新人タレントなど世間知らずもいいところ。スケジュールや仕事の管理を握っているマネジャーに逆に『使われる』ことになります。マネジャーに逆らえないのです。そのため、自然とマネジャーと男女の関係になるタレントも多いそうです。なかにはタレントのヒモとなって生き血を吸うマネジャーも珍しくなく、そういった悪徳マネジャーやプロダクション社長によって売春を強要されるケースが多い」と指摘する。

 また但馬氏は、韓国の性接待と黒い歴史の関係についてもこう話す。

「軍事政権時代、妓生や韓国舞踊団と称するプロの接待婦が『外交官』のパスポートで日本に入国し、政財界の要人と秘密の宴会を度々持っていたことは、国会でも問題視されています。その妓生のあっせんをしていたのが、今はなきKCIA(韓国中央情報局)だと言われています。当時、韓国の芸能人は一人の例外もなく、KCIAの管理下にありました」

 つまり、大きいところでは金大中事件のような要人誘拐、暗殺、小さいものでは芸能プロの売春あっせんなど、あらゆる汚れ仕事を請け負っていたのがKCIAだったというわけだ。

「そのKCIAを作り、直属組織として置いていたのが、朴槿恵大統領の父親の朴正熙大統領だったのです。その朴正熙大統領は、側近を集めた秘密パーティーの席上で、子飼いだったKCIA部長に暗殺されてしまったのですから、皮肉なもの。もちろん、そのパーティーでは、女性歌手やモデルの卵が大統領たちにはべっていました。艶福家で知られる朴正熙大統領は、かなりの数の女性芸能人をお手付きにしていたとも言われています」(同)

 歴史的に女性芸能人の性接待が文化として根強いのだろうか。

最終更新:8月25日(木)7時13分

東スポWeb