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蔡総統、就任後初の演習視察で「軍改革」強調 来年1月に草案/台湾

中央社フォーカス台湾 8月25日(木)14時33分配信

(屏東 25日 中央社)蔡英文総統は25日、南部・屏東県にある軍の訓練基地を訪れ、5月の就任後初めて演習を視察した。蔡総統は、現在の国軍には方向性を見定め、文化を変える軍事戦略が必要だと改革の必要性を強調し、来年1月までにその草案を完成させると語った。

蔡総統は、軍の活動において基準がない、もしくは「机上の空論」のように基準が現実に即していない場合には、新たに規則を定めなければならないと指摘。一方で、「軍の栄辱は私の栄辱だ」と述べ、「どのような批判があっても、私は皆と共にそれに向き合う」と語った。

蔡総統は先月上旬、軍官学校(士官学校)の卒業式に出席した際にも、「軍には大鉈(なた)を振るった改革が必要」との考えを示していた。

台湾では、馬英九前政権時代の2013年、兵役中の男性が虐待で死亡する事件が発生。台北市で10万人規模のデモが起きるなど、軍に対する不信感が高まった。今年5月の蔡政権発足後も、民間人4人が死傷した海軍のミサイル誤射、兵士によるイヌ殺害、4人の死者を出した陸軍戦車の転落事故など、不祥事が続いている。

今回蔡総統が視察したのは、軍が中国大陸の台湾侵攻を想定して22日から5日間の日程で実施している「漢光32号演習」のうち、最も規模が大きい実弾演習で、計143の航空機、艦艇、戦車、火砲が投入された。また、漢光演習初参加となるヘリコプター、アパッチとブラックホークも登場した。

(呂欣ケイ/編集:杉野浩司)

最終更新:8月25日(木)14時33分

中央社フォーカス台湾