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「沖縄の木工、発信したい」 南城で工房・伊礼さん兄弟

琉球新報 8月25日(木)5時0分配信

 【南城】南城市玉城の工房で県産木材などから椅子やテーブルを製作している伊礼聡さん(56)、範雄さん(49)兄弟が、写真とエッセーで家具作りを紹介した本「椅子からはじまる物語」を自費出版した。木工への思いや県内外の購入者の声を紹介しており、「今後も沖縄の木工を世界に向けて広く発信したい」と意欲を語っている。


 那覇市出身の2人は1993年に西原町で工房を設立、10年ほど前に南城市玉城字前川に現在の「まっくる屋工房」を構えた。県外産のほか、やんばるのリュウキュウマツやクスノキ、センダンなどからオリジナルの家具を生産している。

 製品は客に素材の板を直接選んでもらい、注文に応じて一つずつ丁寧に作る。形はユニークで、定番の椅子は「のっぽ」「うさぎ」などと名付けた。温かみや使い心地が口コミで広まり、客の約3割は県外から。2世代にわたる顧客もいる。

 これまでブログなどで製作活動を発信してきたが、沖縄の家具作りを広めたいと出版を決めた。聡さんは「沖縄の木はとても個性的で面白い。もっと身近なものにしたい」と話す。

 本では椅子の製作過程も詳しく掲載した。範雄さんは「沖縄の木工をもっと知ってもらいたい。世界中から愛される家具造りが目標」と語る。本は1080円、県内主要書店で購入できる。

琉球新報社

最終更新:8月25日(木)11時18分

琉球新報

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