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夏休み明けの自殺に注意、電話やネットで相談を

リセマム 8月25日(木)15時15分配信

 平成27年版自殺対策白書によると、18歳以下の自殺は夏休み明けの9月1日にもっとも多いという。厚生労働省や文部科学省などでは、子どもの自殺を予防するため、子どもとその家族に向けて困ったときの相談窓口を用意している。

学生・生徒の自殺者数の推移

◆18歳以下の自殺者数は9月1日が最多、原因は…

 内閣府が平成27年8月に発表した自殺対策白書によると、過去約40年間における18歳以下の自殺者数は9月1日がもっとも多く、ついで4月上旬となっており、学校の長期休業明け直後に自殺が増える傾向があるという。

 また、厚生労働省が平成28年8月に発表した自殺対策白書によると、学生・生徒等の自殺者数は平成3年までは減少傾向にあったが、平成4年に増加に転じてからは増加傾向が続いていた。平成24年以降は4年連続して減少している。しかし、平成27年の自殺の状況をみると、前年と比べて、「学校問題」が原因・動機の自殺者数が増加している。

◆相談できる窓口を紹介…オンラインチャット相談も

 文部科学省では、いじめ問題などに悩む子どもや保護者がいつでも相談機関に相談できるよう、「24時間子どもSOSダイヤル」を設け、夜間や休日を含めて24時間いつでも対応している。電話番号は、0120-0-78310(なやみ言おう)。

 厚生労働省では、若者を支えるメンタルヘルスサイト「こころもメンテしよう」を開設。子ども自身が困ったときに誰にどんな風に相談すればいいのか、地域の相談窓口や医療機関などの相談先を紹介。家族や教職員向けには、子どものこころに向き合うポイントなどを紹介している。

 18歳までの子どものための相談窓口「チャイルドライン」では、電話だけでなく、オンラインチャットの相談にも対応している。安心して話してもらうために、名前や連絡先、学校を言う必要はなく、話すのをやめたいと思ったときはやめてしまってもよい。秘密は厳守するという。

 自殺対策白書は政府が毎年、国会に提出する年次報告書。今年で10回目の作成となった。昨年度までは内閣府で作成していたが、今年度(平成28年度)より管轄を厚生労働省に移している。

《リセマム 工藤めぐみ》

最終更新:8月25日(木)15時15分

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