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アドベンチャーゲームの傑作『Myst』を生み出したCyanの新作『Obduction』がSteamなどで配信開始

ファミ通.com 8/25(木) 8:41配信

文:編集部 ミル☆吉村

●気付けばそこは別の星。ここは一体どこなのか?
 アドベンチャーゲームの傑作『Myst』などを生み出したCyanの新作『Obduction』PC版が、Steam、GOG.com、Humble Storeなどで配信開始。参考までにSteamでの価格は2980円。なお、後日Mac版やOculus Rift対応のVR版などの配信も予定されている。対応言語は、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語、簡体字中国語で、日本語ローカライズは収録されていない。

 本作の冒頭、静かな湖畔を歩いていたプレイヤーは、突如飛来した謎の物体が放った光に包まれ、連れ去られてしまう。気付けばそこは未知の惑星。バリアーの内側に地球的環境が構築された不可思議な空間で、パズルを解いて脱出を目指す。

 ゲームの設計としては自由な移動が可能な一人称視点のアドベンチャーゲームだが、設定で移動を“ポイント・アンド・クリック型”に変更することも可能。ただし完全にクラシックなポイント・アンド・クリックの操作系になるわけではなく、マウス操作で視点が動くのはデフォルト操作の“フリーローム型”と同じ。自由移動が制限されて、青いアイコンが出た場所にのみ(ワープするような形で)移動できるという程度だ。
 本作はVR版も予定されているので、恐らく酔いやすい人のために自由移動をなくすオプションなのだと思われる。しかしVR版でなくとも一人称視点ゲームで酔いやすい人は一定の効果を得られるはずなので、デフォルト設定でキツかった人はこちらの設定変更を試してみるといいだろう。

 謎解きは基本的にノーヒントであり、どこがパズルになっているのかも示されないので、慣れない人は面食らうかも。まずは探索してみて、押せるボタンは押し、引けるレバーは引っ張ってみたりしながら、手助けしてくれそうな人や残されたメッセージがないか探すといいだろう。ちなみに3Dゲームなのに人物が唐突に実写ビデオで再生されたりするのだが、それは「そういうもの」だと理解されたし(『Myst』シリーズを始めとする往年のアドベンチャーゲームへのオマージュ)。

 現状ではまだバグが多く、2回目以降の起動時のローディングで固まったりすることもしばしば。なぜか“起動→言語設定を変更→再起動→再開”という手順で確実に回避できたりするので、単純に重いというよりも、相次ぐ発売延期でQAテストが足りていないように見える。アップデートで安定したバージョンが出るのを待つのもアリかもしれない。

 しかしUnreal Engine 4を採用し、最新ゲームとして申し分のないグラフィックで『Myst』的な謎で埋め尽くされた空間を探索できるのはなかなかいい感じ。フォトモードもあるので、グッと来たポイントでは風景写真を残すこともできる(スペースキーで撮影。“C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Obduction\Saved”以下にセーブデータごとに保存される)。夏の終わりに不可思議空間への小旅行を楽しんで見るのもいいんじゃないだろうか。

最終更新:8/25(木) 8:41

ファミ通.com