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県産米、基準超初のゼロ 27年産の全量全袋検査

福島民報 8月25日(木)10時15分配信

 福島県内で収穫されたコメに含まれる放射性物質を調べる全量全袋検査で、県が19日までの1年間に調べた平成27年産米約1050万袋全てが食品衛生法の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を下回ったことが24日、分かった。基準値超の数は検査を開始した24年産以降、減少傾向にあり、初めてゼロとなった。
 27年産は昨年8月20日から今月19日までの1年間に1049万6697点を調べ、99・99%に当たる1049万5897点が検出下限値未満だった。検査件数は全量全袋検査と詳細検査の合算。基準値超えの可能性があるコメについて調べる詳細検査により基準値を超えたのは24年産が全体の0・0007%の71点、25年産が0・0003%の28点、26年産が0・00002%の2点と年々減少している。自家用として生産されるなどし、基準値を超えたコメは流通していない。
 県はセシウムの自然減衰に加え、塩化カリウム肥料散布などセシウムの吸収抑制対策を進めたことが奏功したとみている。
 27年産の検査結果について、県水田畑作課は「これまでの地道な取り組みが結実した。基準値超えゼロは県産米の安全性をPRする上で重要な要素となる」と期待している。
 県は県産米に対する消費者不安の解消や基準値を超えたコメの流通防止を目的に、全量全袋検査を始めた。県は今後も検査を続けるとしている。

福島民報社

最終更新:8月25日(木)12時31分

福島民報