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トヨタ、社員による走行距離2万kmにおよぶ“5大陸走破プロジェクト第3弾”を南米で開始

エコノミックニュース 8/25(木) 12:10配信

 トヨタ自動車は、「もっといいクルマづくり」のための“5大陸走破プロジェクト第3弾”を南米で開始する。「道が人を鍛える。人がクルマをつくる」をコンセプトに持続的成長に向けた「人づくり」推進をさらに推し進めるという。

 トヨタは、2014/2015年に続いて、“5大陸走破プロジェクト” 第3弾を南米大陸で8月22日(現地時間)に開始したと発表した。日本と現地事業体の従業員約110名が協力しながら、約3カ月半にわたり、南米大陸の多様で厳しい道を走破する計画だ。従業員自らがステアリングを握り、走行するという現地の経験を通じて、「もっといいクルマづくり」を担う人材の育成を目的としている。

 トヨタは2014年9月にオーストラリア大陸で5大陸走破プロジェクトの第1弾をスタート。従業員80名が世界のさまざまな道が凝縮されているといわれるオーストラリアの砂漠や悪路が続く過酷な道を約2万km走破し、テストコースでは得ることのできないクルマづくりのための数々のヒントを得たとされる。

 2015年に北米で第2弾を実施し、トヨタ従業員140名が約2万8000kmの道を走破。夏季と冬季に分けて実施することで、デスバレーなどの酷暑地やアラスカ・カナダの寒冷地など、厳しい走行環境下でクルマに求められる性能や水準を学んだという。

 第3弾となる今回の南米大陸走破では3チームに分かれ、計7カ国で約2万kmを走破する予定だ。いくつもの国境を越えるなかで、多様な文化、風土を肌で感じながら、熱帯の泥濘路や標高4000m以上の高地山岳路を走行する。また、強い横風が吹く道での高速走行なども実施する予定だ。

 同時に、世界一過酷なモータースポーツといわれるダカール・ラリーのコースにもなっている砂丘やワジ(涸れ川)なども走行し、厳しい環境を走り抜く計画だ。こうした経験を積むなかで、参加メンバーの「もっといいクルマづくり」の感性を磨いていく。

 豊田章男社長は「自らステアリングを握り、さまざまな道と対話する現地現物の経験のなかで、感じたことや考えたことが、『もっといいクルマづくり』のヒントになる。今回の南米走破は国や地域によって『道が変わる』だけでなく、『気温や高低差が変わる』、クルマにとってもドライバーにとっても数多くの困難に直面するプロジェクトだ。さまざまな壁を乗り越えるなかで、それぞれの感性を磨いてきてほしい」とコメントした。

 トヨタはモータースポーツをクルマの持つ「夢」や「感動」をユーザーにもたらす重要な活動と位置づけ、TOYOTA GAZOO Racing傘下で、「もっといいクルマづくり」に向け、人を鍛え、クルマを鍛える活動から、クルマファン層を広げる活動まで一貫して取り組んでいる。

 2007年からはドイツで開催する「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に従業員で構成したチームで参戦。クルマを極限状態に置くレースを通じて「人づくり」を進めてきた。5大陸走破プロジェクトもこのモータースポーツ活動の思想を根幹とする取り組みの一環として推進。

 東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年をマイルストーンとし、グローバルトヨタ34万人が心ひとつに「もっといいクルマづくり」を推し進め、より多くのお客様に笑顔になっていただけるよう、今後も活動を継続していくとしている。(編集担当:吉田恒)

Economic News

最終更新:8/25(木) 12:10

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