ここから本文です

吉田山田が豪雨の日比谷野音でお祭り騒ぎ、“ドラマみたいなこと”も到来

音楽ナタリー 8月25日(木)17時34分配信

吉田山田が8月20日に東京・日比谷野外大音楽堂でワンマンライブ「吉田山田祭り2016」を開催した。

【この記事の関連画像をもっと見る】

吉田山田は「吉田山田祭り」の前に同会場で、4月から行っていた47都道府県ツアー「吉田山田47都道府県ツアー~二人また旅2016~」の最終公演を実施。ライブは2人の「少しでも多くのファンにゴールの瞬間を見届けてもらいたい」という思いから入場無料で行われた。この日の東京は朝から豪雨に見舞われ、ライブの実施が危ぶまれていたが、フリーライブの開催時には晴れ間が。吉田山田は割れんばかりの歓声に包まれる中ツアーを終幕させた。

しかし「吉田山田祭り」の開演時には再び豪雨に。法被姿の吉田山田はカッパを着た大勢のファンが見守る中「夏のペダル」のバラードバージョンでこの日2度目のライブの幕を開けた。山田義孝(Vo)は「今年一番忘れられない夏にしよう! 最後までよろしく! いくぞ日比谷ー!」と声を上げると、雨を物ともせず、ステージを歩き回りながら「新しい世界へ」をアグレッシブに歌唱。「全う」で2人はカラフルな照明に照らされながら力強い歌声を響かせた。山田は「こんな雨降ると思わなかったから『今日は夏らしい陽気だね』とか、用意してきたMCがまったく使えない。むき出しのままできました! ここにいる女子のほとんどの顔が“裸”になるわけだから、心も裸にして楽しんでいこう!」と笑う。

「未来」の演奏前には吉田結威(G, Vo)がコール&レスポンスを実施。さらに彼の「やれんのか日比谷!」という咆哮を合図に2人は客席に降り、雨を浴びながらサービス精神旺盛にパフォーマンスしてファンを喜ばせた。客席中央に作られたステージに到着した2人は、肉声でファンと共に「魔法のような」の歌詞の一部をシンガロング。山田が「2000人対2人だよ! 負けない!」と宣言すると、オーディエンスの歌声はさらに大きく場内に響いた。すると雨は次第に弱まっていき、セミの鳴き声が聞こえ始める。「魔法のような」の演奏中にはついに雨が止み、山田は空を指差してOKマークを掲げる。会場には観客の大きな拍手が鳴り響いた。

雨が止んだことについて吉田は「ドラマみたいなこと、起こるんだなあ……」と驚きの表情を見せ、山田は空に向かって「あそこしかないってタイミングだったよ! ありがとう!(笑)」と感謝した。続けて山田はしみじみと「特別な夜だね」と述べ、「それぞれここにいる1人ひとりに大事な人がいると思うんだけど、時間が流れて時代が巡ると、もう会えなくなったりするじゃない。僕野外って、会えなくなった人に声が届きそうで大好きなの。僕らがみんなの思いを歌声に乗せてそれぞれの大事な人に届けるから」とファンに呼びかける。吉田が爪弾くアコースティックギターの音色と共に、2人は「日々」で優しい歌声を届けた。

吉田山田がいったんはけると、キーボードの音色とバイオリンが美しくユニゾンしたインスト曲へ。ここではピエロがステージに登場しパントマイムを披露した。その後法被を脱いだ吉田山田も姿を見せ、キーボードとバイオリンの演奏に乗せて「泣いて泣いて」をしっとりと歌唱。ロックナンバー「てんてんてんて」ではベース、ギター、ドラムも加わり、はつらつとパフォーマンスが届けられ、続く「ORION」では星座がステージに投影され、幻想的な空気が場内を満たしていた。山田が「こっから飛ばしていくぜ日比谷ー!」と叫んだのち、2人は「YES」「ガムシャランナー」とアッパーチューンを連投しライブ終盤を駆け抜けていく。

吉田は「今日まで生きてこれてよかったって思ってます。今自分の人生の中で一番幸せな気持ちでここに立つことができてます」と語る。そして「大きすぎる願いかもしれないけど、みんなもそんな気持ちでいてもらえたらすごくうれしいなと思ってます。またまだ伝えたいことの少ししか言葉にできてないけど、これからも歌で伝えていこうと思います! 今日まで本当にありがとう。そしてこれからもどうか吉田山田をよろしくお願いします!」と呼びかける。2人は「Today,Tonight」で伸びやかな歌声を届けたあと、この日2度目の「夏のペダル」を今度はアップテンポなサウンドで披露。吉田山田とファンが「ワッショイ!」と声を上げて大盛り上がりする中、ライブは大団円を迎えた。

なお「吉田山田祭り」の様子は11月2日に発売されるDVD「吉田山田祭り2016 at 日比谷野外大音楽堂」で楽しめる。今作には同日に行われた「『吉田山田47都道府県ツアー~二人また旅2016~』TOUR FINAL フリーライブ」の映像もパッケージされる。

吉田山田「吉田山田祭り2016」2016年8月20日 日比谷野外大音楽堂 セットリスト
01. 夏のペダル02. 新しい世界へ03. 全う04. ごめん、やっぱ好きなんだ。05. 押し出せ06. 未来07. 魔法のような08. 日々09. 泣いて泣いて10. てんてんてんて11. ORION12. 僕らのためのストーリー13. 天使と悪魔14. YES15. ガムシャランナー16. Today,Tonight17. 夏のペダル

※岩崎真子の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記。

最終更新:8月25日(木)17時34分

音楽ナタリー

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。