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サラリーマンの夢である「年収1千万円」くらいが一番キツい

投信1 8/25(木) 12:10配信

この記事の読みどころ

 ・ 年収1千万円は、一つの「サラリーマンの夢」だと思います。
 ・ しかし、実際にそうなってみると、実は全然お金が貯まらないことが多く、経済的にも結構キツいかもしれません。
 ・ なぜそんなことになるのか、いくつか原因を挙げて検証してみましょう。
目標の年収は? と聞かれてとりあえず「1千万円」と答える人は多いでしょう。ちょっとした夢ですよね。何を隠そう、私はサラリーマン時代、1千万円プレイヤーでした。でも、サラリーマンで頑張って1千万円くらいの年収になっても全然幸せにはなれず、むしろそれくらいが一番キツいという夢の無い話。閲覧注意です。

1千万円プレイヤーになるには

徐々に悪くなっているとは言え、金融だと役職が付けば1千万円くらい行きます。平均年収トップ500社を見ると、投資系、マスコミ、商社だと平均年収で1千万円を越えていますよね。「なんだ、銀行や証券、保険つまり金融が全然ないじゃないか」と思った方は、まだ読みが甘いです。よく見てください。

野村ホールディングスと大和証券グループ本社はランクインしていますよね。これ、持ち株会社だからです。人事や財務といった、本部の社員しかいないとそうなるということです。いわゆる「総合職」という人たちだけを抜き出せば、ランク上位に金融機関は一気に増えます。大量にOLさんを抱えていますからね。

もっと言うと、これは上場企業だけの数字なので、私がいた日本生命はデータを提出してすらいません。相互会社という形態をとっていて、非上場ですから。余談ですが、婚活パーティーで「男性は上場企業限定!」だったらうちの会社、ダメじゃんという冗談を言っていた頃もありました。上場している会社だけが良い会社、というわけでもありませんので、婚活の際はお気を付けください(笑)。

所得税、年収1千万円のサラリーマンは「草狩り場」

あまり知られていませんが(笑)、日本の所得税は累進課税という仕組みになっています。国税庁のホームページを見ていただければわかるように、ざっくり言うと課税所得が330万円以下だと税率10%なのですが、330万円を越えると越えた分は税率20%、うっかり900万円を越えようものならなんと所得税は33%になるんです。

実際には各種控除があり、年収と課税所得は一致しませんが、まあ実際に給料が上がって税率が跳ね上がったら、給与明細を見て目を疑いますよ。加えて社会保険料も高くなりますし、各種自治体の補助や今だと高校の無償化なども「ただし年収の高い人は対象外」という条項によりことごとく除外されます。

実際には年収600万円と年収1千万円では、同じとまでは言いませんが400万円の収入の差はありません。体感ベースで言えば、せいぜい200万円差くらいでしょうか。仕事は遥かに辛いし頑張っている(あくまで本人の感覚です)のに、「何のペナルティだ、これ」って感じますよ。税の大原則「取りやすいところから取る」ことを徹底した結果、頑張った人間にペナルティを与える仕組みになってしまっているんです。

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最終更新:8/25(木) 22:50

投信1

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