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台風10号 週明け、本州接近へ

日本農業新聞 8月25日(木)7時0分配信

 8月に入って7号、11号、9号と台風が立て続けに日本列島に上陸、大きな被害をもたらした。台風ラッシュの中、沖縄・南大東島の東海上には勢力の強い10号が停滞、週明けにも本州を直撃する恐れが出てきた。引き続き警戒が必要だ。

 今年は1号の発生が7月3日と過去2番目に遅かった。南米ペルー沖で海面水温が高くなるエルニーニョ現象の影響で、台風の発生につながるフィリピン東海上の海面水温が低かったためだ。だが、現在はエルニーニョと逆のラニーニャ現象の発生に向かい、同域の海面水温が上昇し、対流活動が活発化。一転して台風が発生しやすい状況になった。その結果、17日から23日にかけて台風が続けて接近。北海道で3個上陸したのは観測史上初となった。

 進路も異常だ。例年はフィリピンの東海上で発生し、沖縄から西日本にかけて接近するのが一般的だが、今年は東日本から北日本へと進んだ。気象庁によると高気圧に進路を阻まれたためで関東や東北、北海道で被害が発生した。ウェザーマップの斎藤恵理気象予報士は「こういう年はまれだ」とみる。

 この影響で10号も南大東島の東海上で停滞中だ。ただ、欧州各国の気象予報をする「ヨーロッパ中期予報センター」によると、今後は北寄りに進路を変えて29、30日には日本付近に接近する見通し。気象庁も「週明けに日本に影響をもたらす」(予報課)として警戒を促す。

9~11月気温高く 3カ月予報

 気象庁が24日に発表した9~11月の3カ月予報によると、全国的に気温が高くなり残暑が厳しい見通しだ。特に9月は全国的に暑く、10月は近畿以西で高温となる。同庁は「3カ月通して気温が高い傾向にあり、農作物の管理に注意してほしい」と(気候情報課)呼び掛ける。

 降水量は9月と11月は北海道と東北で平年並みか多くなり、10月は沖縄・奄美も平年並みか多くなる。近畿から九州にかけて11月は平年並みか少ない見通し。

日本農業新聞

最終更新:8月25日(木)7時0分

日本農業新聞