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クロアシアホウドリ出現 台風で漂着か、陸上観察珍しく /千葉

ちばとぴ!チャンネル 8/25(木) 10:39配信

 千葉県大網白里市北今泉の海岸に24日朝、日常生活のほとんどを洋上で過ごし、県内で観察が珍しいアホウドリ科「クロアシアホウドリ」が姿を見せた。市によると、近年でもまれにみる出来事。連日の台風の影響で漂着したとみられる。足にけがをしており、市は一時は保護することも検討していたが、2時間ほど浜辺をさまよった後、沖に向かって元気に飛び立ったという。

 市によると、同日午前9時ごろ、海岸を散歩していた地元に住む女性が1羽で浜辺をさまよっているのを発見。くちばしから足の先まで真っ黒で、クロアシアホウドリと判明した。大きさは羽をたたんだ状態でA4サイズに収まる程度だったという。

 鳥の生態に詳しい山階鳥類研究所(我孫子市)によると、アホウドリ科に属する13種のうち日本国内にはクロアシアホウドリを含む3種が生息。クロアシアホウドリは国内では伊豆・小笠原諸島の一部で計4千つがいほどが繁殖しているほか、県内では房総半島沖合で見られることがある。

 同所担当者によると、クロアシアホウドリは日常生活のほとんどを洋上で過ごし、陸上に上がることはほとんどない。連日続いた台風の影響で漂着したとみられる。担当者は「(絶滅危惧種で同科の)アホウドリほどではないが、比較的珍しい」などと話している。

 市によると、クロアシアホウドリは左足の水かきにけがをしていたといい、保護も検討していたが、午前11時ごろ、沖に向かって飛び立っていったという。市産業振興課担当者は「早くけがを治してほしい。珍しい生き物なので、元気になったらまた来てほしい」などと話していた。

最終更新:8/25(木) 11:32

ちばとぴ!チャンネル