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ダリア→NAMAHAGE ケイトウ→イチゴミルク 奇抜に花売り込み 産地や姿 連想しやすく

日本農業新聞 8月25日(木)7時0分配信

 品種数の多い切り花を奇抜なネーミングで売り込む動きが広がっている。以前から個性的な品種名はあるが、最近の特徴は、産地が一目で分かったり、花姿や色が連想しやすかったりする。ダリアでは、秋田県で国の重要無形民俗文化財「なまはげ」を使い、花なのに果実の名前を用いるケイトウもある。卸売会社は「産地化を目指す中で、差別化を図る戦略は今後重要になる」と指摘する。

 婚礼で人気の高いダリアは産地間競争も激しい。そんな中、秋田県はオリジナル品種を「NAMAHAGE(なまはげ)」と名付け、売り込みを強めている。

 東京都内の卸売会社によると、価格は1本120円程度。他産地のダリアより2割高く取引されているという。「美しさやかわいいだけでなく、東北の自然を思わせるインパクトの強さが買参人の印象に強く残り、買い意欲を高める」とみる。

 仏花のイメージの強いケイトウは、メロンやイチゴなど果実の名前を使って、若い人への購買意欲を刺激する。特に人気なのは内側が薄い黄色で外側がピンク色の「ストロベリーチーズケーキ」や薄いピンク色の「イチゴミルク」。大きさも5~10センチ程度とそろっており、「小売店がアレンジで使いやすい」(卸売会社)と好評だ。

 東京都内の卸売会社では注文価格が80円前後。「名前の食べ物が花の色合いや見た目から連想しやすく、お客からの支持も強い」と強調する。

 イチゴ「とちおとめ」で有名な栃木県では、高い知名度にあやかろうと、「るりおとめ」と名付けてリンドウを売り込む。

 卸売会社は「ご当地感を強調した名前や、物が持つイメージにぴったりの名称を付けることで、買参人の印象に残りやすい」と話す。

日本農業新聞

最終更新:8月25日(木)7時0分

日本農業新聞