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ドイツ政府が対サイバーテロ組織「ZITiS」設立

THE ZERO/ONE 8/25(木) 8:50配信

テロ攻撃への恐怖から、どの政府も国際的な法執行機関も、ISIS過激派グループのオンライン活動に対処するためのさらなる取り組みを推し進めている。

ドイツ政府が、来年のはじめに活動開始予定の新たなサイバーセキュリティ部門の設立を発表した。この新しいサイバーユニットは、公務員約400名で構成される予定だ。

これは、最近起こったテロ攻撃を受けてドイツ政府が促進する構想の一部である。

ドイツ政府も他の多数の政府と同様に、テロ攻撃に脆弱になることを恐れている。また、オンライン活動の監視が国内で活動しているテロ細胞の調査支援に極めて重要であると認識している。

「この動きは、ドイツがイスラム主義の暴力に脆弱であるという深い懸念が生まれた最近のテロ攻撃に応じ、セキュリティを強化するための対策の一部である」とGlobalGovernmentForum.comに公開されたブログに投稿されている。

先週、「攻撃的テクノロジー」を提唱する連邦内務大臣トーマス・デメジエール氏が、この新しいサイバー部門の設立のニュースについて認めている。

「セキュリティ分野情報技術中央局(Zentrale Stelle fur Informationstechnik im Sicherheitsbereich(ZITiS))」と名付けられたこの新しいサイバー部門は、「インターネット上の犯罪行為やテロリズムと戦うための方法論や製品、戦略」を開発することでドイツのセキュリティ機関を支援する。

またZITiSはダークウェブの監視にも焦点を置く予定で、この新しいサイバー部門の職員の中には「ダークネット」監視の専門家も加わることになる。テロリストがダークネットを利用して通信を偽装したり、違法な兵器を入手したりする可能性があるため、専門家らはダークネットの悪用を懸念しているのだ。

ドイツ政府は、「テロを促進する」行為を犯罪行為であると捉える新しいテロ対策法について審議しているところだ。

デメジエール氏は、政府の意図は外国人犯罪者の本国送還を迅速に行うことであると説明している。連邦政府は、2015年から2020年にかけて連邦警察向けの追加の予算20億ユーロを維持する予定である。また警察への追加の人員や設備、監視権限を割り当てることになる。

ドイツ政府は、医者患者間の守秘義務の緩和を含めた更なる対策を採用するようだ。

「大きな3つの事件において、犯人が精神的に不安定であったことが判明している。1人目は先月の音楽イベントで自爆、自身は死亡し15人を負傷させたアンスバッハの爆破犯である。次にこれも先月ミュンヘンのショッピングモールで9名を殺害した銃撃犯、そして2015年にフランス・アルプスに旅客機を意図的に墜落させたGermanwingsのパイロットだ」とglobalgovernmentforum.comは報じている。

「患者の機密情報を尊重するという医師の使命はドイツ憲法に明記されており、そしてドイツのプライバシー法はとても厳格なものである」
 
翻訳:編集部
原文:ZITiS is the new German Government cyber unit in wake of terror attacks
※本記事は『SecurityAffairs』の許諾のもと日本向けに翻訳・編集したものです。

Security Affairs

最終更新:8/25(木) 8:50

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